マラソンや駅伝などの本格的競技は冬が本番だが、カジュアルにランニングを楽しむなら、Tシャツとショートパンツだけですぐに走り出せる今の季節は最高だ。もちろん汗はかくし、炎天下を長時間走ることはおすすめできない。でも、何と言っても、走ったあとのビールが最高!という人、多いんじゃないだろうか。今回は、そんなあなたにぴったりのビールとランニングTシャツをご紹介します!
画像ギャラリーゴール専用クラフトビールってなんだ!?
この世にランニングのあとのビールほど旨いものはない。
個人的には、スワローズが勝っている試合を観ながら、オープンエアの神宮球場で飲むビールと同じか、それ以上に旨いと思う。
(セ・リーグ他球団のファンのみなさんはどうかイラっとしないでいただきたい。我々だって一昨年までは、長いあいだ、なんとも味気なく感じるビールをチビチビとやっていたのだ。)
いきなり話が逸れた。
ランニングのあとのビールの旨さについてだ。
特に蒸し暑い季節は、走ることが目的なのか、そのあとのキンキンに冷えたビールが目的なのか、わからなくなるくらい、ランニングとビールは表裏一体の幸せな関係にある。
それは、デートで行く映画館における映画とポップコーンみたいなものだ。
映画を観るのが目的なのか、ひとつのカップからふたりでポップコーンをつまむ嬉しさに浸るのが目的なのか——。
もう一度話を戻そう。
まずはこれを読んでほしい。
ランニングとビール。
大それた理由なんて無くていい。
自分の足で、肺いっぱいに
新鮮な空気を吸い込んで、
モヤモヤを吹き飛ばすように走った先には、
何とも言えぬ小さな達成感と、
世界一旨いビールが待っている。
ゴール専用クラフトビール。
ランニングを愛する人間の気持ちを代弁する、心憎いコピー。
何より気になるのが「ゴール専用クラフトビール」の一語だ。
そんなビールがあるのなら、飲んでみないわけにはいかない。
実際に走って飲んでみた、その味は?
そのビールの名、正式には、「【Runtripコラボビール】GOOD GOAL-ゴール専用クラフトビール」という。
造ったのは「横浜ビール」。
ビール文化発祥の地であり、今ではクラフトビールシティーとして多くの醸造所が点在する横浜で、1999年に醸造をスタートした、横浜では一番古いクラフトビールメーカーである。
GOOD GOALは、エールビールのひとつヴァイツェン。
バナナやマンゴーを思わせるフルーティな、いわゆるエステル香が特徴的な飲み口の白ビールだ。
実際に週末の夕方、5㎞走ってかいた汗をシャワーで流し、冷蔵庫でよく冷やしたGOOD GOALを飲んでみた。
日頃はホップのガツンとしたIPAが好みなのだが、なるほど、さわやかな酸味とすっきりした喉越しのこのビールは、走った体の火照りを冷ますのにうってつけだ。
瓶ビールというところがまたいい。
走ってよかった。生きててよかった。ビールがあってほんとによかった!
さて、そこで気になるのが、このランナー御用達ビールのコラボレーション相手、Runtrip(ラントリップ)なるブランドについてである。
仕掛け人Runtripが発信するメッセージ
2015年に創業したRuntripは、「ランニングのあるライフスタイル」を様々なサービスや商品で提案しているブランドだ。
ランニングアプリ、ランニングコース投稿・検索サイト、Youtube&Webマガジンの配信、ランイベント、オンラインストアなど、ランニングライフ提案のチャネルは多岐にわたる。
ブランドのミッションステイトメントは「もっと自由に、楽しく走れる世界へ。」
タイムや距離、いわば「競走」ではなく、気の向くままに、思い思いのペースでランニングを楽しもうという一貫したメッセージを発信し続けている。
そもそも、Runtripというブランド名の由来が、Surftripにあるということからも、自分をことさら追い込んだり痛めつけたりという走り方とは真逆の、フリースタイルな心地よさが伝わってくる。
ブランドのボードメンバーのひとりで、横浜ビールとのコラボレーションの責任者でもある冨田憲二さんに話を聞いた。
冨田さん自身、サブ3.5の実力を持つランナーだが、本格的な競技経験はなく、あくまで市民ランナーとして20年、ランニングライフを楽しんできたという。
「速く走ったから偉い、長く走ったから偉いというのが、ランニングの価値のすべてではないですよね。走ったのがたとえ1キロでも2キロでも、その人にとって気持ちよければ、それこそが大事。100人いたら100人の楽しみ方があるのがランニングのいいところでしょう」
ランナーに大人気のTシャツ「RUN & BEER」
さて、ではなぜビールなのか。
実は、Runtripのオンラインストアには、市民ランナーに人気のランニングTシャツがいくつもラインナップされている。
グラフィックはいずれもRuntripの価値観を表現したもので、「EAT,DRINK,SLEEP,RUN」「All you need is Run」などのメッセージが共感を呼ぶ。
なかでも定番かつ最も売れているのが、「RUN & BEER」Tシャツだ。
麦とホップとビアジョッキのイラストに大きな「RUN & BEER」の文字。
「HAVE A GOOD RUN/HAVE A GOOD BEER」のフレーズもあしらわれている。
冨田さんは言う。
「ランニングのあとのビールがもたらす幸福感なんて、大手スポーツブランドはまず口にしませんよね。彼らは、速さや強さ、挑戦といったことにインスパイアされたメッセージを発信することが使命ですから。もちろんそれはそれでありなんです。でも、RUN & BEERのTシャツが売れていることには意味がある。これが自分のアイデンティティだと思ってこのTシャツを選び、走っているランナーがたくさんいるということですから」
そして、走ったあとのご褒美として、走るモチベーションとして、ランニングとビールの組み合わせは最高だよね、という思いを共有したのが、横浜ビールのなかにもいたランナーたちだと言う。
横浜は大規模シティマラソンのひとつである横浜マラソンを挙げるまでもなく、そもそもが潮風と豊かな緑に恵まれたランニングの街だ。
そしてここは言わずと知れた港町。
古から、行き交う旅人たちによって文化が育まれてきたところでもある。
かくして良縁が結ばれ、ゴール専用クラフトビールGOOD GOALが誕生した。
そのビールボトルのラベルには、RUN & BEER Tシャツと同じ「GOOD RUN/GOOD BEER」のメッセージとともに、小さくRuntripのロゴが入る。
ビールとランニングTシャツと私
「ランナーは、ひとりひとりがパーソナルメディアなんです」と冨田さんは言う。
どんなシューズを履き、どんなウェアを着て、どこをどんなふうに走るのか。
たしかにそこには、その人のランニングとの向き合い方、さらにはライフスタイルが映し出される。
上級者用のシューズにタンクトップで疾走するシリアスランナーに次々と追い抜かれながら、のんびりと自分の足音を聞き、風の匂いを嗅ぎ、額の汗を拭いながら冷えたビールに思いを馳せるランナーがたくさんいる。
速いことはたしかに尊い、一度でもランニングをすればそう思える。
でもそれがすべてではない、ということもわかる。
人には人それぞれの時間の流れ、生きるリズムがあるのだ。
もっと気ままに、もっと気楽に走りたいというあなた。
RUN & BEERのTシャツとビールが、夏を迎える準備のすべてだ。
ゴール専用クラフトビールGOOD GOALはこちら
https://www.yokohamabeer.shop/items/32231891
RuntripのRUN & BEER Tシャツはこちら
https://store.runtrip.jp/collections/runningandbeer