20年以上前にも来ていた日活調布撮影所
その名も「日活調布撮影所」バス停で下車。実はここ、ずっと以前に来たことがある。当時、映画『菊次郎の夏』(1999年6月公開)を撮影中だった北野武監督のインタビューに来たのだ。ただしあの時は、タクシーだったのでどこをどう走ったのか全く分かってはいなかった。おまけに直接、撮影所の中に突入したため周りの様子も何も分からないまま。
今回は逆に、仕事ではなくただ来てみただけなので、中に入ることはできない。へぇ、外はこんな感じだったのかぁ、と思いつつ、入り口の写真を撮ることまでしかできませんでした。撮影スタッフか誰かなのでしょう。女性が2人、コンビニ袋をぶら提げて中に消えて行きました。
そう。ちょっと周囲をぶらついてみたけど、撮影場の近くにはそのコンビニを除いて、店と言えるものがない。何もない。これでは「バスグルメ」になりません。まだ何かありそうに思える、「角川大映スタジオ」前まで戻った方がよさそうです。
日活撮影所からちょっと南に行くと多摩川の土手に出る。どうせならこんな雄大な景色を眺めながら、のんびり歩くのが気持ちいい。バスで先に通って来たから、どう戻ればいいか位置関係はだいたい分かりますから、ね。途中、川岸を掘り込んだ釣り堀があって大勢が釣り糸を垂れてた。いやぁ、映画云々がなくたって、いい環境だよなぁ。
「大魔神」がポーズを取ってお出迎え
そんなわけで「角川大映スタジオ」まで戻って来ました。機能一辺倒だった日活の入り口と違い、こちらは変身する前と後の「大魔神」がポーズを取ってお出迎え。ただし素人は中に入れないことは一緒です。
ただこっちには、映画関連グッズを売っている「SHOP MAJIN」が併設されてました。せっかく来た記念に何か買って行くファンも多いでしょうね。私はと言うと中に入ってみると誰もいなかったし、撮影していいものかどうかよく分からなかったので、早々に出て来てしまいましたけど、ね。
さぁこのスタジオの前のバス通りを横切り、ちょっと細い道に入ると市立の小さな公園がある。小型の滑り台やブランコで子供達が遊んでいる、何ら変哲のない公園なんだけど、ここに大切なものが立ってるんです。「調布映画発祥の碑」と、スターの名前がずらり刻まれた「映画俳優之碑」。
さぁこのテーマで撮影すべきものと言えば、こんな感じでしょうか。そろそろ「バスグルメ」のメインテーマ、何か食事に行かなければなりません。