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 東北自動車道の佐野SA(下り)がリニューアルして、2022年7月13日にオープンしました。建屋を新しくし、地域中核のドラマチックエリアとなりました。佐野SA(下り)ならではの大人気の定番のグルメを紹介します。

大定番「佐野らーめん」がオープニング記念で割引に

 佐野と聞けば、誰もが思い出すのがご当地グルメである「佐野らーめん」でしょう。手打ちの麺が特徴で、大きな竹を使って打つのが有名です。もちろん、佐野SA(下り)でもフードコートの「佐野らーめん さのや」で「佐野らーめん」(800円)が提供されています。

 自慢の麺は、小麦の香りが高く、そしてモッチモチ。スープは、鶏、豚、カツオ、サバ、イワシなどのエキスがたっぷり抽出されているからコクも充分。だけど、後味スッキリというのが特徴でしょう。腹ペコさんには、3枚のチャーシューにワンタン、煮玉子をプラスした「特製佐野らーめん」(1250円)も用意されています。

 その「特製佐野らーめん」が、オープニングキャンペーンとして、7月13日から15日(午後3時まで)、通常よりも100円引きの1150円にて提供されます。

トッピングがプラスされた「特製佐野らーめん」(1250円)。

 佐野のもうひとつのご当地グルメが「耳うどん」(950円)です。

 これは「鬼の耳を食べれば、無病息災で過ごせる」という意味で厄除けの食べ物として古くから佐野に伝わる郷土料理。耳といっても、実際は、小麦を練ったものを耳にみたてたもの。言ってみれば、すいとんのバリエーションです。汁は醤油ベースのあっさりとした優しい味。どこか懐かしく、ほっとする美味しさです。

佐野の郷土料理となる「耳うどん」(950円)

栃木と佐野のB級ソウルフードを楽しむ

 テイクアウトの地元の味となるのが、「いもフライ」(300円~)と「栃木かんぴょう饅頭」(200円)です。

 「いもフライ」(300円~)は、文字どおりに、串にさしたジャガイモを揚げたもので、戦後の佐野が発祥と言われています。佐野市内には「いもフライ」を提供するお店が数十もあるとか。

 佐野SA(下り)の『Picnic+Plus』の「いもフライ」(300円~)は、中身のジャガイモが柔らかくて、まるでクリームのよう! 定番のソースだけでなく、いちごのソースも用意されています。小腹が空いたときのおやつにピッタリの一品です。

佐野のソウルフード「いもフライ」にマヨネーズなどをブレンドしたソースに、いちごピューレを加えた「いもフライ いちごソース」(400円)。

 『Picnic+Cafe』の「栃木かんぴょう饅頭」(200円)は、栃木の名産である「かんぴょう」を餡子に混ぜ込み、それをカリカリに揚げた、お饅頭。歯ごたえはカリっとしていて、餡は甘じょっぱいという、変わり種のお饅頭です。あんまり、かんぴょうの味はしませんでした。とにかく不思議なグルメです。どれほど変わっているかは、ぜひ試して、ご確認ください。

ユニークな「栃木かんぴょう饅頭」(1個200円)。

上下線を合わせて大きな公園をイメージ

 佐野SA(下り)の特徴のひとつが、階段を使って、佐野SA(上り)と行き来できること。そこで、今回のリニューアルでは上下線のSAを大きなひとつの公園(Park)に見立てる「佐野パークSA」がコンセプトとなっています。隣接する、みかも山を眺め、まるでピクニック気分で佐野SAを楽しんでもらうのが狙いとか。また、これまで使っていた仮設施設の跡地に、園地を整備し、カフェを設置するそうです。

 さらに、今回のリニューアルで佐野SA(下り)は、地域中核エリアとなる「ドラマチックエリア」となりました。ドラマチックエリアは、その地域ならではの「旅のドラマ」を楽しめるように演出されているのが特徴です。そのためリニューアル後の佐野SA(下り)には、数多くの地域の特徴あるグルメが用意されています。ドライブの途中に寄ったときは、そうした地元のグルメを味わってみましょう。

リニューアルで天井が高くなり広々感が増したフードコート。
佐野SA(下り)から見える、みかも山。上り線のSAへと接続する階段からの眺め。

※本稿の内容は2022年7月取材時の情報です。

【店舗情報】
『佐野らーめん さのや』
『うどん・そば 栃乃木』
[住所]:東北自動車道・佐野SA(下り)内
[定休日]:なし
[営業時間]:24時間

『Picnic+Cafe』
[住所]:東北自動車道・佐野SA(下り)内
[定休日]:なし
[営業時間]:8時~18時

『Picnic+Plus』
[住所]:東北自動車道・佐野SA(下り)内
[定休日]:なし
[営業時間]:8時~14時(休日~16時)

文/鈴木ケンイチ、写真/鈴木ケンイチ

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鈴木 ケンイチ
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