AGEは簡単に排出されない
生体に抗酸化機能はあるが、抗糖化機能はない
人間が呼吸をする以上、酸化を防ぐことは出来ませんが、生体には抗酸化機能が備わっており、活性酸素の産生を抑えたりダメージを修復したりする力があります。その機能は年齢とともに低下しますが、抗酸化物質を摂取することで補うことも出来ます。
一方、糖化は体内に自然に備わる機能では防ぐことが出来ません。また、蓄積されたAGEは簡単には排出されません。ただし、糖尿病対策や酸化防止対策と同じ対策で、糖化の進行を遅らせることが出来ます。
食後の血糖値上昇に注意
AGEができやすいのは、食後1時間と言われています。これは食後30分~1時間に血糖値が上昇するからです。したがってAGEの産生を防ぐために、食後の血糖値上昇を抑える次のような対策が有効です。
・ゆっくり食事をとる
・食物繊維の豊富な野菜やキノコ類、タンパク質の多い肉・魚類などを炭水化物よりも先に食べる
・低GI(グリセミックインデックス)値食品をとる
・食後にウォーキングなどの運動をする