小田原 柏又(小田原/うなぎ)毎日でも食べたい小田原きっての老舗の味

梅重。遠赤外線で外はカリっと中はふっくら

全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、神奈川県小田原市にあるうなぎ店『小田原 柏又(かしまた)』です。 ※コロナ禍で外食が自粛・縮小されている状況ですが、ぜひ知っておいて欲し…

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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、神奈川県小田原市にあるうなぎ店『小田原 柏又(かしまた)』です。

※コロナ禍で外食が自粛・縮小されている状況ですが、ぜひ知っておいて欲しい飲食店を、ご紹介しています

素材にも技法にもこだわり抜く

築100年を越す木造建築。その店内は炭火で炙られたうなぎの薫香が立ち込めていた。同店のうなぎは「毎日食べられるうなぎ」だと表現される。

しっかり脂の乗ったうなぎはふっくら柔らか。もちっとした皮目が美味しい。なのに、なぜだかさっぱりもしていて、いくら食べ進めても飽きがこない。その秘密はタレと炭。同店の歴史は古く、創業は江戸時代にも遡ると言われるほどだが、その頃から変わらず受け継がれているのが甘みを抑えたタレと備長炭による焼きだ。

梅重 4800円

『小田原 柏又』梅重4800円 甘さを抑えたあっさり味のタレが特徴。蓋を開けて立ち登る香りは備長炭による焼きならでは。遠赤外線で外はカリッと中はふっくら仕上がっている

キリッとしたタレは旨みをダイレクトに感じさせるとともに、炭火で良い塩梅に焦がされて食欲を誘う。うなぎ職人の世界では炭火は焼きのムラができやすく扱いが難しいとされる。コストもかかる。それでも変えないのは、この製法で出来上がる味に自信があるからこそ。このうなぎの旨さ、毎日食べたって飽きないのも当然だ。

『小田原 柏又』

[住所]神奈川県小田原市本町1-9-35
[電話]0465-22-0267
[営業時間]11時半~14時、16時半~19時(LO)
[休日]火・水曜日、年末年始
[交通]JR東海道線ほか小田原駅東口から徒歩15分

撮影/谷内啓樹小田原 柏又、取材/藤沢緑彩

※2022年8月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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