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全国で話題にのぼるご当地グルメ。どちらかというとB級グルメに注目が集まりますよね。安価に気軽に楽しめる多彩な味。それを目的にご当地へ足を延ばす人も多いことでしょう。

京都にも、“それ”もちろんあります。ということで京都市街から電車に乗って約2時間、クルマでも2時間弱の海の京都・宮津へ。目的のメニューは〈宮津カレー焼きそば〉。カレー味、醤油味、ソース味……なんてことを考えつつ、せっかくの宮津旅ですから1泊旅行を計画。

日本三景はやっぱり美しい!

食欲を満たす前に、まずは宮津の象徴、天橋立を見ておかなければこの旅ははじまりません。

天橋立の景観を楽しむにはやはり高い場所。3つほどの展望台があり、3方向から眺めることができます。向かったのは南側から眺める宮津駅近くの『天橋立ビューランド』。展望台のある文殊山頂へは気持ちのいいリフトかモノレールで。天橋立といえば“股のぞき”。通常は降臨する龍に例えられる景色が、逆さに見ると天に上る龍のよう! 全長およそ3.6kmの砂嘴(さし)に約5,000本を超える松が並びます。まさに白砂青松の風景。大部分の松は自然に生えたものだとか。

文殊山側から“股のぞき”で見る天橋立は、天に上る龍に例えられ「飛龍観」と呼ばれる。左が阿蘇海、右が宮津湾だ。リフトとモノレールは共通チケットなので行きと帰りで乗り換えも可能。
幅20~170mの砂嘴は散歩やサイクリングが楽しめる。美しい砂浜の海水浴場も。

”ソウルヌードル オブ 宮津”との出合い。

さあ、“ソウルヌードル オブ 宮津”を掲げるカレー焼きそば、来ましたよ。宮津カレー焼きそば会の代表としても活動されている家城(いえき)総明さんの店『カフェ・レスト絵梨奈』はカレー焼きそばを語る上で欠かせない、“ドライ”と“ウェット”の両方が味わえる喫茶店。

カレー焼きそばと宮津の関係は古く、昭和30年台にまで話はさかのぼります。台湾から来た王(ワン)さんの店、平和軒の「カリそば」がはじまり。すでに王さんも店もなくなっていますが、この“カリそば”を食べたいと常連さんから相談されて開発したのが、家城さんのカレー焼きそば。ブレンドしたカレー粉と白湯、しょうゆラーメンスープがベース。背脂やラードの効いたスープが味わえるラーメン風は“ウェット”、スープのコクが麺にしっかり絡みつく焼きそば風が”ドライ”。具材は一緒なのに風味の残り方が異なります。

平和軒が閉店する前からカレー焼きそばを出す店は数店あり、その味わいは宮津の街にしっかり根付いていたのだとか。現在は9軒の店で食べることができるそうで、各店のオリジナリティが楽しめます。「ウェット、ドライどちらも人気。定義は厳しくないので焼きそば麺でも中華麺でも、どちらでもカレー焼きそばです」と家城さん。

ウェット系なら残った汁にライスを投入。汁跳ね対策にエプロンも用意。(730円・税込)
ドライのカレー焼きそばは、ふっくら太麺に濃厚ソースがからみついてビールが欲しくなる。(730円・税込)
カレー焼きそばが食べられるお店をまとめた「宮津カレー焼きそばMAP」宮津マップを用意。
宮津駅から徒歩10分ほどの住宅街。宮津カレー焼きそばの黄色いノボリが目印。
創業40年を越えた喫茶店は、家城総明さんと真弓さんご夫婦が切り盛りする。

興味津々、カレー焼きそばをふたつも食べてしまい、かなり満腹。実はもうひとつ楽しみにしている晩ご飯まで時間もあって……。ここまで来たのなら、ちょっと足を伸ばして伊根まで行くことに。

伊根といえば舟屋の風景。国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定される港町。京都の海を象徴する絵葉書のような美しさを体感できます。バスなどで往復約2時間、ちょうど夕食にいいタイミングで戻れます。

宮津からバスや車でおよそ1時間。舟屋で有名な伊根町は今、宿やレストランなど、若い世代による再活性化も進む。

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日本海と京都の産物をいただく。...
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