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下町でのグルメ旅をたっぷり楽しむなら「泊まる」という選択肢もあり!どうしても気になる終電のことを忘れて飲めれば、朝食だって楽しめる。今回は比較的安価で泊まれるかつオシャレな「ホステル」を、2ヶ所ご紹介します!

街の空気感を感じられるステイが新しいのだ

最近けっこう旅の形が変わってきているなと感じている。それは主に泊まることにおいて。というのは、グッとくるいい感じのホステルやゲストハウスが増えたからかも。

ホステルというのは、トイレ、シャワーなどが共用のドミトリールーム(2段ベッドなどの相部屋)も備えた比較的低予算型の宿泊施設だ。加えて共用のダイニングやラウンジがあったりするのも特徴だ。別途、個室もあったりするわけだが、こういうところに“暮らすように泊まる”ことによって、よりその街の空気感に馴染んで楽しめるというか。

しかも、最近は倉庫や空きビル、古民家などをリノベしたちょっとオシャレなタイプが多いのだ。というわけで、今回の下町グルメ散歩では実際にホステルに泊まってみることにした。もちろん当日は終電なんてぜ〜ん然気にしなくていいし、翌日はゆったりと朝飯を食べ、朝からフルで満喫もできる。

まずは清澄白河編。泊まったのは『LYURO東京清澄』だ。隅田川に面していて、開放的なデッキテラス「かわてらす」があるのも特徴だ。そして今回利用したスタンダードダブル然り、こちらの個室はすべてビューバス。バスルームの窓からはライトアップされた清洲橋と隅田川が見え、通り過ぎる屋形船と水面の揺れに心が和む。

翌朝は2階に入ったレストランからクラムチャウダーセットの朝食をテラスに持ち出して食す。川風が気持ちよく、飲み過ぎた体に温かいスープが染みる。もちろん、清澄白河は朝イチから開店するベーカリーやカフェもあってそれを目指すのもありだ。

蔵前で利用したのは『Nui.』。かつての玩具会社の倉庫ビルをリノベしたという、グッとくるホステルの先駆けともいえる存在。まずは、昼はカフェ、夜はバーとなり、旅人も街の人もクロスオーバーする開放的なバーラウンジがいい。

6階には宿泊すれば誰でも使える本格的なキッチンや冷蔵庫、ウッドデッキになった屋上からは隅田川や東京スカイツリーが一望できる。共用のシャワーで昨夜の酒を流したあとは、ラウンジでモーニングメニューから発酵ベジプレートを。ヘルシーなメニューゆえかしっかり完食。さあ、本日も蔵前を楽しむのだ!

『LYURO(リュウロ) 東京清澄 by THE SHARE HOTELS』 @清澄白河

川風が抜け、移り変わる隅田川の時間も満喫!

白とブルーを基調にリノベされた隅田川に面した気持ちいい建物。個室と一部シェアードベッドルームはリバービュー。ドミトリーもある。

『LYURO(リュウロ) 東京清澄 by THE SHARE HOTELS』スタンダードダブル・リバービュー(1室1泊18000円〜)。清潔感のある心地いい部屋に、隅田川が見渡せるビューバスの開放感が特徴だ

開放的なウッドデッキ「かわてらす」は、一般開放されていて誰でも利用可。グリルレストランとブリュワリーも併設されていて朝から夜まで使い勝手も抜群だ。清澄白河らしく水辺を感じてゆったりと過ごせる。

『LYURO(リュウロ) 東京清澄 by THE SHARE HOTELS』隅田川沿いに建つ

[住所]東京都江東区清澄1-1-7
[電話]03-6458-5540
[交通]地下鉄半蔵門線水天宮前駅4番出口、地下鉄半蔵門線ほか清澄白河駅A3出口から徒歩10分

【朝はここで!】

『PITMANS』

朝食メニューは3種類。クラムチャウダースープセット(1650円)は、アサリたっぷりのスープに、パン、サラダ、ヨーグルト、ドリンクが付く

クラムチャウダースープセット(1650円)

『PITMANS』クラムチャウダースープセット(1650円)

[電話]050-3188-8919
[営業時間]7時〜22時 ※ブレックファストは7時〜10時(9時半LO)
[休日]無休

【夜はしっぽりココで……】

『SIORI』

国産食材を使った美味しい料理と世界中のナチュラルワインが揃う、落ち着いた隠れ家的イタリアン。グラスもあり、遅めの時間、カウンターでワインバー使いもかなり◎

『SIORI』

[住所]東京都江東区白河2-4-12 Beeslow-Hive101
[電話]03-6240-3278
[営業時間]18時〜24時(フード22時LO)
[休日]火、不定休

『Nui.(ヌイ) HOSTEL&BAR LOUNGE』 @蔵前

自由な空気感と旅行者感リノベホステルの先駆け!

外にはサイクリスト用の自転車ラックもあり、開口部の広いエントランス。中に入ると天井が高く、室内にいながら外にいるようなバーラウンジは、昼はカフェ、夜はバーとして誰でも利用可能だ。宿泊はトイレとシャワーが共用で、4種類の個室とドミトリーがあり。

『Nui.(ヌイ) HOSTEL&BAR LOUNGE』リバービューダブルルーム(1室1泊8400円〜)。窓から隅田川が見え、朝は気持ちよく光が差し込む

本格的な共用キッチンやルーフトップデッキも◎。蔵前の空気感を体現するホステルだ。

『Nui.(ヌイ) HOSTEL&BAR LOUNGE』倉庫をリノベした建物は街に溶け込むようでレンタサイクルなども

[住所]東京都台東区蔵前2-14-13
[電話]03-6240-9854
[交通]都営大江戸線ほか蔵前駅A7出口から徒歩2分

【朝はここで!】

『CAFE』

朝メニューから発酵ベジプレート(1200円)を選択。塩麹のフムス、スパイシーミート、野菜のマリネやグリルなどをタコスで挟んで。ボリュームもあるがペロリと腹に収まる

発酵ベジプレート(1200円)

『CAFE』発酵ベジプレート(1200円)

[営業時間]8時〜17時、土・日・祝8時〜18時 ※モーニングプレートは8時〜11時
[休日]不定休

【夜はしっぽりココで……】

『プリバード』

川沿いのビルの最上階7階のリバーサイドテラス席。隅田川を見下ろし、東京スカイツリーを望みながら、ちょっとリッチな気分で酒や食事を楽しめる!

『プリバード』

[住所]東京都台東区蔵前2-15-5 MIRROR7階
[電話]03-5820-7310
[営業時間]15時〜24時 ※金・土・祝前日は〜翌2時(連休最終日は〜24時)
[休日]不定休

撮影/西崎進也(lyuro)、小島昇(nui)、取材/池田一郎

※2022年7月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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