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酒造りが盛り上がっているということで、島根県を訪れたライター・カーツさとうが次に狙いを定めたのは「食」。松江市で、県が誇る蕎麦、うなぎ、和牛と絶品グルメを食べまくりです!

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行ってよかったなァ〜島根県。しつこいようだがホントに、よ・か・っ・た。

酒はうまいし、料理も乙! その良さを『おと週Web』の読者のみなさまにもぜひお伝えしたい、と島根での旅をお伝えしておりますその第2弾! 前回の酒の魅力に続きまして今回は、『おとなの週末』本丸であります、ズバリ“食”!

歴史ある出雲そばを堪能するなら「割子そば」

あの〜、島根がなかなかイメージできない方もいるかもしれませんが、そのような方でも、島根が誇るあの名所旧跡の名前を挙げれば「あ〜そういうとこか!」とご理解いただけるでしょう。その名所旧跡こそが……「出雲大社」!

日本海に面した島根県。一番東側に県庁所在地である松江市がありまして、そのすぐ西隣が、いわゆる出雲地方なんですね。

島根のイメージが沸かない方は、「あ〜島根って出雲大社のあるとこか」と、まずはご理解いただきたい。そういう歴史のある場所だと知っていただきたい。

で! 何故こんなことを書いたかといいますと、出雲と聞けば、ある食べ物を思い出すでしょ? って話ですよ。

そうです。「出雲そば」です!

その歴史は、江戸時代初期、松平直政公が信州・松本藩から所替で松江藩初代藩主となった時に、そば職人も帯同させたことにはじまるそうでございます。そんな出雲そばをいただいたのが『献上そば 羽根屋 伝承館店』

『献上そば 羽根屋 伝承館店』
『献上そば 羽根屋 伝承館店』

出雲そばといえば、冷たいそばと、それぞれ異なった薬味が入った小さな御碗が三段重ねになっていて、上から順番に食べていく「割子そば」がなんといってもポピュラー!

実をいうと、このお店にきて「釜揚げそば」という、茹で湯ごと丼にそばを盛り、そこにツユをかけて食べる食べ方もあることを知りまして、「うわ〜それも気になる!」と琴線触れまくりだったのですが、ポピュラーを押さえさせていただきました。

「三色割子定食」(1400円)。割子そばに載る薬味は、山菜・とろろ・天かすと大根おろし。かやくごはんと小鉢もつきます
「三色割子定食」(1400円)。割子そばに載る薬味は、山菜・とろろ・天かすと大根おろし。かやくごはんと小鉢もつきます

出雲そばの特徴といえば、なんといっても殻ごと挽いた“挽きぐるみ”のそば粉による野趣溢れる力強い風味とコシ。そこにツユを気取ることなくジャボジャポとかけ、ズズッ〜なんてダイナミックにたぐる!

1段目を食べ終わったら、お碗に残ったツユを2段目にかけて、それをまたズズ〜ッ! たまらぬ食の躍動感、そして鼻から抜ける蕎麦の香り。

ありがとう、松平直政公!

■『献上そば 羽根屋 伝承館店』
[住所]島根県出雲市浜町520
[電話番号]0853-25-0312
[営業時間]11時〜14時半
[休み]月、年末年始
https://kenjosoba-haneya.com/densho_kan

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