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子どもたちとアーティストが共同作業で絵を描くワークショップ「Kids = Artists (キッズはアーティスト)」で生まれた全16作品と、東京・池袋の美術学校の学生5人のイラストが1枚のウォールアートになりました。池袋のサンシャインシティに期間限定で展示される「Kids =Artists ~全てのキッズはアーティスト~Wall Project」は、子ども・アーティスト・学生の三者によるアートが観られる貴重な機会です(〜2023年2月28日まで)。

池袋のアートイベントで出会った人たちが作品で繋がる

子ども・アーティスト・学生の共同制作で作られた1枚のウォールアートが、サンシャインシティ地下1階・総合案内所前に展示されています。ウォールアートは、子どもたちとアーティストが描いた16枚の絵のレプリカと、学生たちが手がけたイラストで構成されています。このプロジェクトは池袋を拠点とするアーティスト集団「STUDIO201」の主催で、サンシャインシティと過去に池袋のアート企画で所縁のあった「創形美術学校」(西池袋)の学生と協力して実現しました。

「Kids = Artists (キッズはアーティスト)~全てのキッズはアーティスト~」子どもたちとアーティストがキャンバスに絵を描いていく様子

16作品は、池袋駅東口グリーン大通りをメインに2017年から4回行われたイベント「IKEBUKURO LIVING LOOP(イケブクロリビングループ)」内のワークショップで作られました。各回約30人の小学生以下の子どもたちが参加し、4枚のキャンバスを遊ぶように自由に行き来して、筆のほか手や足、プラカップに絵の具をつけてのびのびとした発想で表現していきます。プロのアーティストがその場で手を加えてアート作品に仕上げました。

女の子が壁に文字を書いている様子や、浮き彫りになったようなライオンの顔が、赤や黄色、緑、オレンジなど色彩豊かに描かれています。
出来上がった作品は豊島区内の飲食店などに飾られ、訪れる人の目を楽しませてきました。

ワークショップは「Kids = Artists (キッズはアーティスト)~全てのキッズはアーティスト~」という名称の教育プログラムです。池袋駅東口グリーン大通りを豊島区役所方面に向かい、5分ほど歩いた場所にある芝生広場が魅力の「南池袋公園」の向かいにシェアアトリエがあり、そこに集う仲間6名で結成された「STUDIO201」が、子どもの潜在的な感性や可能性を「アート」で引き伸ばすことを目的として始めました。画家のほか、ミュージシャン、カメラマンなどがこの活動に賛同し、プログラムを支えています。

「創形美術学校」の学生たちがウォールアートにイラストを描く様子

全16作品のレプリカは幅4.6メートルの横長の白いボードの上部に並べられ、下部には「Kids = Artists 」の活動を表現したモノクロのイラストがあります。イラストは「創形美術学校」の学生5人が直接描いたものです。大きな筆を持ってVサインをする女の子や、赤ちゃんが壁にペタペタ手形を押す姿が愛らしく、子どもの無邪気な様子が伝わってきます。

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おとなの週末Web編集部
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