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アール・デコ様式の美しい建物として有名な東京都庭園美術館(東京・白金台)の本館は、1933年に建てられた朝香宮邸を1983年から美術館として開館し、今年で40周年を迎えます。同館では、朝香宮家の人々に焦点を当てた「建物公開 2023 邸宅の記憶」展が開催されています。修復されたオリジナル家具や同時代の美術品による宮邸時代の情景再現や、各所に所蔵されていた衣装や調度品などが展示されます。そのほか、皇室の御慶事の記念品として来賓者に配られていたボンボニエールを、同施設で過去最大規模となる300点以上を観ることができます。

東京都庭園美術館本館

当時の情景を再現

東京都庭園美術館は、「アール・デコ建築が日本で花開いた事例を、良好な状態で今日に伝えるものとして国内外から高く評価」(本展資料より)され、2015年に本館・茶室・正門などが国の重要文化財に指定されています。保存状態が良好な室内装飾は見どころのひとつです。

本展では、朝香宮家の人々に焦点を当て、朝香宮允子妃が婚姻前に着用したきものや、調度品、工芸品、写真や映像資料などで、当時の邸宅空間の雰囲気や生活の一端を感じることができます。

小袖 紅縮緬地菊尾長鳥の丸文様刺繍 明治時代 青梅きもの博物館蔵
釉下彩藤花文大花瓶 1911年 公益財団法人鍋島報效会 所蔵
東京都庭園美術館本館 書斎
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ウサギや飛行機など繊細な作りのボンボニエール...
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