正面玄関には翼を広げる女性像のガラスレリーフ扉
アール・デコ様式を多彩に取り入れた旧朝香宮邸は、正面玄関から目を引く美しさです。正面玄関には、フランスのガラス工芸家ルネ・ラリック(1860~1945年)がデザインした翼を広げる女性像が4体並んだ”ガラスレリーフ扉”があります。
この女性像は、当初身に衣をまとわない裸のデザインでしたが、ラリックの元に「東京から人物を薄布で覆うように」と指示があったそうです。ここにも、ご夫妻のアイデアが活かされ、宮邸にふさわしい上品で優美なガラスレリーフ扉ができたそうです。
本展会期中は、本館内で写真撮影も可能です(一部制限の可能性もあり)。普段見ることのできない特別な邸宅空間で、春の景色を眺めながら過ごせる優雅な時間を、写真に収めてはいかがでしょうか。
【「建物公開 2023 邸宅の記憶」展の概要】
【開催期間】2023年6月4日まで
【会場】東京都港区白金台5-21-9(東京都庭園美術館)
【開館時間】10時〜18時※入館は閉館の30分前まで
【休館日】月曜日
【観覧料】一般1000(800)円、大学生(専修・各種専門学校含む)800(640)円、中・高校生および65歳以上500(400)円
※( )内は団体料金。団体は20名以上(事前申請が必要)
※小学生以下および都内在住在学の中学生は無料
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその介護者2名は無料(手帳の提示が必要)
※教育活動として教師が引率する都内の小・中・高校生および教師は無料(事前申請が必要)
【問い合わせ】050-5541-8600(ハローダイヤル)