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ウサギや飛行機など繊細な作りのボンボニエール

ボンボニエールは、フランス語で「ボンボン」(砂糖やチョコレートでコーティングした小さなお菓子や飴)を入れる菓子器です。皇室で行われる宮中晩餐会や、御慶事などのお祝いの席に参加された方々の引出物として引き継がれています。

ボンボニエール 明治~昭和初期 ギャルリーグリシーヌ蔵

日本の伝統技術を駆使したボンボニエールの形状は様々で、ウサギや鶴、飛行機などバラエティ豊かです。大きさは、手のひらに載るほどで、中には金平糖が入ります。

特に飛行機の容器は、”一体どこにお菓子が入るのだろう”と好奇心が掻き立てられるほど繊細な作りとなっており、観ていると時間を忘れてしまいそうです。

複葉機形ボンボニエール 1932年 ギャルリーグリシーヌ蔵

同館で過去最大規模となる300点以上のボンボニエールの多くは、本館の正面玄関のガラスレリーフ扉のデザインをした、フランスのガラス工芸家ルネ・ラリック(1860〜1945年)の作品を専門に扱うギャラリー「ギャルリーグリシーヌ」(東京・銀座)所蔵されている品だそうです。

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