洋食・ワイン フリッツ(春日/洋食)細部の細部まで計算し尽くした揚げ物の理想形

ロースとんかつ 2000円 豚肉は脂身がしつこくない茨城の「美明豚」を使う。衣サクッの後に肉の旨みがあふれる。味がぼけないよう脂身部分は塩を強めにするなど繊細な配慮も素晴らしい

全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・春日の洋食店『洋食・ワイン フリッツ』です。 ※コロナ禍で外食が自粛・縮小されている状況ですが、ぜひ知っておいて欲しい飲食店を、ご…

画像ギャラリー

全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・春日の洋食店『洋食・ワイン フリッツ』です。

※コロナ禍で外食が自粛・縮小されている状況ですが、ぜひ知っておいて欲しい飲食店を、ご紹介しています。

フレンチ洋食店の絶品過ぎるとんかつ!

いやあ、実に楽しく学べる取材だった。聞けば聞くほど奥深きフリッツ=揚げ物たちの世界。仕込みの工夫、揚げの極意……中でもロースとんかつはそれらの技を集約した逸品だ。まあ見てくださいよ、白皿に横たわる絶景を。待ち受けにしてずっとニヤニヤ眺めていたい(やってます)。

ロースとんかつ 2000円

『洋食・ワイン フリッツ』ロースとんかつ 2000円 豚肉は脂身がしつこくない茨城の「美明豚」を使う。衣サクッの後に肉の旨みがあふれる。味がぼけないよう脂身部分は塩を強めにするなど繊細な配慮も素晴らしい

店主・田苗見さんのイメージは衣サクサク、中しっとり。書くだけなら簡単だけどね、この絶対的理想を”完璧に”実現するのは難しい。

パン粉が乾燥し過ぎるとガリガリの食感になるし(状態を見て霧吹きで補水。繊細~)。1枚の肉でも脂身と赤身で火が通る温度が違うため、揚げ方を調整したり(脂身部分は鍋に立てるように)、見せる版の美しさを考えたり(油の中で裏返さない!)。

キリがないのですよ、キリが。食べれば信頼の味。舌を巻きます。

【旨い!の秘密】胡麻油とコーン油をブレンド、肉にストレスがかからないよう一定温度で揚げる

『洋食・ワイン フリッツ』

[住所]東京都文京区小石川2-25-16 LILIO小石川2階
[電話]03-3830-0235
[営業時間]11時半~14時半(14時LO)、18時~21時(20時LO)
[休日]月
[交通]都営三田線春日駅A5出口から徒歩3分

撮影/鵜澤昭彦、取材/肥田木奈々

※2022年11月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

画像ギャラリー

関連キーワード

この記事のライター

関連記事

食べたとんかつは1か月で60店舗!『おとなの週末』とんかつ特集のスタッフが教える「とん活のススメ」

東京3大銀座商店街で「とんかつ」ほぼ全店を食べ比べ!お気に入りの一枚を探すべし【価格・厚さ・重量のデータつき】

かつ料理=とんかつ?カツカレー?肴なら「かつ煮」一択だ!『おとなの週末』ライターが最高のツマミを求めて飲み歩き

現地在住ライターが厳選!「名古屋で味噌カツ食べるならこの4軒」

おすすめ記事

“鶏軟骨のとろぷるもんじゃ”に納得 月島の老舗の味を継ぐ『もんじゃ駒と』

東京駅のこだわりオムライス店『ビストロ CLEANTE TOKYO』 名物「オムライス」はラインナップ豊富でファミリーにもおすすめ

【難読漢字】食べ物クイズ 骨まで黒い!?

タコスの名店の系列店が東京駅ナカに!『北出TACOS グランスタ東京店』の絶品タコスは必食

「そろそろ電気自動車は買い時か?」補助金が「50万円」以上出たとしても「決断」が難しいワケとは!?

2024年5月6日~5月12日の運勢は?【タナミユキの文豪占い】

最新刊

「おとなの週末」2024年5月号は4月15日発売!大特集は「銀座のハナレ」

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。4月15日発売の5月号では、銀座の奥にあり、銀…