個性派“ワイン酒場”東京6選　パン飲み・立ち飲み・ゆる飲みを楽しむ

2023年3月16日 / まとめ記事

【ゆる飲み】

『aunt　MIMI』　＠目黒

ワインも、ごはんもおつまみもおいしい普段使いのワイン店

ワインが飲めて、でも普段使いにいい。そんなのあったらいいなという店がまさに『アント　ミミ』。前身は姉妹で営むカフェだったという。20年前から、働く人の体を気遣う一汁五菜定食のランチを始めた。玄米や白米などからご飯が選べるのも当時としては珍しかっただろう。やがてワイン好きの息子さん、龍之介さんが加わってリニューアル。夜はワインと料理が楽しめる店に。

お惣菜盛り合わせ（6種）　1500円、グラスワイン　1000円～

『aunt　MIMI』（手前）お惣菜盛り合わせ（6種）　1500円、（奥）グラスワイン　1000円～　小松菜のナムル、紫キャベツのマリネクミン風味、鶏胸肉のネギだれソースなど和洋取り混ぜたお惣菜はご飯にもワインにも合う

夜も昼のメニューの延長線上にあるおいしい家庭料理。野菜中心のお惣菜や自家製さつま揚げなど、毎日食べても飽きないものばかりで、家飲みのように気軽だ。加えて、龍之介さんが信頼をおく酒屋から仕入れるワインもやさしい飲み心地で、料理をいっそう引き立てる。

［住所］東京都品川区上大崎2-15-6　ノワールブラン1階
［電話］03-3443-1676
［営業時間］昼：火～金11時〜15時（土・日・祝12時〜）　夜：水～金17時〜22時（土15:00〜、日・祝15時〜21時）
［休日］月、不定休あり　※instagramで確認
→https://www.instagram.com/auntmimi.meguro/
［交通］JR山手線ほか目黒駅東口から徒歩2分

『結（ゆい）』　＠水天宮前

一品から頼める和食とスイスイ飲めるワイン　通いたいのはこんな店

店主のスーさんこと鈴木さんはフレンチを経て、割烹の調理場に入り、やがて厨房を任された料理人。自身も年齢を経て、ガッツリしたビストロ料理よりも和食が恋しくなったこともあり、和食とワインという組み合わせを導き出した。扱うのは和食のダシと親和性があるといわれるナチュラルワイン。

おでん盛り合わせ　1300円、グラスワイン　1000円～

『結（ゆい）』（右）おでん盛り合わせ　1300円、（左）グラスワイン　1000円～　ダシが効いたやさしい味のおでん。ナチュラルなワインとよく合う

料理には伝統的な調味料を選び、砂糖ではなくみりんのやさしい甘みに置き換えるなど、どれもきれいで澄んだ味わいが印象的だ。メニューはお浸しや刺身などシンプルだが、洗練された盛り付けや確かな仕事で居酒屋とは一線を画す。それでいて一品から気軽にというゆるさ。まさに「待ってました！」と言いたい、大人の心をつかむワインの店なのだ。

［住所］東京都中央区日本橋蛎殻町1-36-4
［電話］03-6231-1530
［営業時間］18時～24時（23時LO）
［休日］不定休　※instagramで確認
→https://www.instagram.com/yui_suitengu/
［交通］地下鉄半蔵門線水天宮前駅3番出口から徒歩5分

撮影／西崎進也（たむらパン、チェスト船堀、ORI）、貝塚隆（パロワン、aunt　MIMI、結）、取材／岡本ジュン

※2023年3月号発売時点の情報です。

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