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紀子さま手作りのローストビーフを、水割りを片手に楽しむ

夫の海外赴任に同行した和代さんは、米国・フィラデルフィアとオーストリア・ウィーンの計8年間の海外生活で、料理の腕をあげて自宅でパーティを開けるほどのレパートリーを持っていた。紀子さまに伝えた母の味は「ローストビーフ」だという。

秋篠宮家の新居のキッチンには、大型冷蔵庫が置かれていた。それは秋篠宮さまの「水割り用の氷を作りたい」というリクエストによるものだった。友人たちを招いて紀子さま手作りのローストビーフを囲み、水割りを片手に楽しそうに歓談されているお二人の様子が目に浮かぶようである。

文・写真/高木香織
イラスト/片塩広子

秋篠宮さまと紀子さまのご結婚の際に作られた銀製のボンボニエール(ボンボンやキャンディーなどを入れる小さな器)。秋篠宮さまのお印の栂(つが)と紀子さまのお印の檜扇菖蒲(ひおうぎあやめ)がデザインされている

参考文献/『秋篠宮家25年のあゆみ』(朝日新聞出版)、『フライデー 礼宮さま紀子さまご成婚記念緊急特別号』(1990年7月17日増刊号)、『美智子皇后 ともしびの旅路』(渡辺みどり著、小学館)、『皇后さまと子どもたち』(宮内庁侍従職監修、毎日新聞社)

高木香織
たかぎ・かおり。出版社勤務を経て編集・文筆業。皇室や王室の本を多く手掛ける。書籍の編集・編集協力に『美智子さま マナーとお言葉の流儀』『美智子さまから真子さま佳子さまへ プリンセスの育て方』(ともにこう書房)、『美智子さまに学ぶエレガンス』(学研プラス)、『美智子さま あの日あのとき』、カレンダー『永遠に伝えたい美智子さまのお心』『ローマ法王の言葉』(すべて講談社)、『美智子さま いのちの旅―未来へー』(講談社ビーシー/講談社)など。著書に『後期高齢者医療がよくわかる』(共著/リヨン社)、『ママが守る! 家庭の新型インフルエンザ対策』(講談社)。

片塩広子
かたしお・ひろこ。日本画家・イラストレーター。早稲田大学、桑沢デザイン研究所卒業。院展に3度入選。書籍のカバー画、雑誌の挿画などを数多く手掛ける。

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