旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■クイズの答えは……
正解:そらまめ
難易度:★★★☆☆
わたも捨てずに食べてみて!
そらまめはその名のとおり、サヤが空に向かって伸びるというユニークな実り方をする野菜です。初夏の味覚というイメージがありますが、4月から6月にかけてが最も収穫量が多い時期です。
「美味しいのは3日だけ」といわれるほど鮮度が命の野菜。購入したらできるだけ早く食べましょう。
サヤを割るとフワフワのわたのクッションに包まれた豆が顔を出します。サヤごとグリルすれば、蒸し焼きのようになり豆に旨味が凝縮します。
じつは、新鮮なものはわたも美味。スプーンですくって食べてみてください。ほんのりした甘味があり、やみつきになる味わいです。
塩ゆでする場合は、水1リッターあたり塩大さじ山盛り1杯くらいを入れて中火で2分~2分半くらいゆでます。ゆであがったらすぐに水きりをすることで水っぽくなるのを防げます。少し面倒ですが、ひとつずつ切り込みを入れてからゆでると塩味がついて美味ですよ。
薄皮のまま食べるのもおすすめ。薄皮の歯応えと豆のほくほくとした食感のハーモニーが楽しめます。
美味しいそらまめの見分け方
サヤの色が鮮やかな緑色で、茶色く変色している部分が少ないもの、ふっくらとしてツヤがあるものを選びましょう。
サヤを取り外したものがスーパーで売られていますが、旬の時期にはサヤ付きのものがおすすめです。また、豆は空気に触れると硬くなってしまうので、食べる直前までサヤから出してはいけません。
そらまめの注目栄養素
とりすぎた塩分の排出を促すカリウムが豊富なので、日頃から塩分の多い食事をしている人、むくみが気になる人におすすめです。
食物繊維も豊富で、さらに薄皮も食べればより多くの食物繊維をとることができます。便秘など、便通に問題ありの人は薄皮も積極的に食べましょう。
糖質の代謝を促すビタミンB1もたっぷり。つまり、お酒のつまみに最高ということです!