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第5位『ふくの湯』@千駄木

巨匠のペンキ絵は地元にちなんだ「一富士二鷹三茄子」

『ふくの湯』武蔵野から流れてくる良質な井戸水を使う。「一富士二鷹三茄子」を描いたペンキ絵。松のデザインのモザイクタイル絵も上品。浴槽上に催し等で使える舞台を設置できるよう設計した

[住所]東京都文京区千駄木5-41-5
[電話]03-3823-0371
[営業時間]11時~24時(土・日・祝8時~)
[休日]木
[交通]地下鉄南北線本駒込駅2番出口などから徒歩5分

【和モダンな内装とご利益気分の湯】

名の響きからしてご利益がありそうな『ふくの湯』は、初代の妻・富子さんの名前から「富久」と付け、2011年の改装で平仮名に。建物は和モダンに生まれ変わった。浴場は「弁財天の湯」と「大黒天の湯」があり、天然井戸水を使う湯が良質だと評判。それも当然、この界隈は昔から水質が良く、土地が肥沃で野菜の中でも特にナスがよく育って地元特産だったとか。

『ふくの湯』木製の仕切りには大黒天。襖をイメージした造り

しかも2代目の村西さんによると「江戸時代は富士山信仰の富士塚が人気でお参りに来る人も多かったようです。鷹匠屋敷もありました」。富士、鷹、ナス……ほほう、縁起がいい地元の風土、その豊かな恵みにちなんで両浴場の背景には「一富士二鷹三茄子」をテーマにしたペンキ絵が堂々と描かれている。しかもそれぞれ日本を代表する銭湯絵師、二大巨匠の作品。

おまけに内装には風水も取り入れており、何というんですか、いろいろまとめてご利益気分なのであります。うれしいのは土・日・祝は8時からの朝風呂もあること。ちなみに「弁財天の湯」は薬湯、「大黒天の湯」は人工ラジウム泉があり、男女週替わりだ。さあさあじんわり浸かってパワーあふれる湯を満喫しよう。どうなるかって? ふくふくと上気した幸せの恵比須顔、一丁上がりです。

【湯上がりのちょい飲みはココで!】

『田端三好弥』 @田端

「ふくの湯」から少し離れた田端駅近くの居酒屋。料理は鮮魚や揚げ物、焼物、お酒は日本酒に力を入れ美味揃い。子供連れもOK

初かつお刺身 980円

『田端三好弥』初かつお刺身 980円

[住所]東京都北区田端1-12-13
[交通]JR山手線ほか田端駅北口から徒歩10分

撮影/橋本真美(稲荷湯、ナニコレ食堂、改正湯、信濃路蒲田店、久松湯、夕陽)、小澤晶子(日の出湯、アイナマ上野店)、西崎進也(ふくの湯、田端三好弥)、取材/肥田木奈々

※2023年6月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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