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食材を知り尽くした佐野氏が出した答え

とんこつラーメンの聖地「九州」で「塩ラーメン」に挑む。佐賀県唐津市に隣接する福岡県はとんこつラーメンの発祥の地。福岡県久留米市で誕生したとんこつラーメンはその後、福岡、熊本、大分等九州一体に伝播しました。言わば九州はとんこつラーメンの聖地。しかし今回、佐野氏がプロデュースするラーメンは「塩ラーメン」。

玄界灘塩らぁ麺(2009年撮影)

ご当地ラーメンとはその土地の気候・風土・食文化に影響を受けるもの。佐野氏曰く「玄界灘は暖流と寒流が入り混じる拠点でミネラル豊富な塩が採れるとともに新鮮な食材が豊富に手に入ることから九州の中でも独自の食文化が存在し、九州の他県に比べ素材本来の旨みを生かした食文化やあっさりを好む傾向がある」との事。そうした背景や地元郷土料理等からのヒントを得て佐野氏が辿り着いたのは、玄界灘の塩を使った「玄界灘塩らぁ麺」でした。

佐野氏が惚れ込んだ玄界灘の「一の塩」

ひと口に塩と言っても「岩塩」、「海塩(天日塩)」、「海水」、「湖塩」等の種類や、産地や手法によりその数は多く、佐野氏もこれまでに数百種類を超える様々な塩を試してきましたが、今回出会った唐津の塩は「味・成分とも文句のつけようがない」と絶賛。その塩は玄界灘に囲まれた加唐島(かからしま)で作られる「一の塩」。

自然海塩「一の塩」

「料理で一番大切なのは水と塩」という佐野氏は「まろやかで角のないこの塩を使えば、より食材本来のうまみが引き立つラーメンが出来る」とのこと。

「一の塩」が作られる加唐島
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唐津の自然の恵みが詰まった「玄界灘塩らぁ麺」...
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おとなの週末Web編集部
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