この果物の名前は？道端で見かけたことはありませんか？

2023年7月27日 / コラム

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旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。

さて、今回のテーマとなる食材は？

文／おと週Web編集部、画像／写真AC

■クイズの答えは……

正解：くわの実

難易度：★★★★☆

初夏はくわの実が熟し、食べ頃を迎える季節です。くわの実が旬の食材として紹介されていることに違和感を感じるかもしれません。そんな人も、くわの実の英語名がマルベリーであることを知れば、「納得！」ではないでしょうか。

少し前のスーパーフードブームのときに、そのひとつとして注目されたのがマルベリーです。いまでもドライフルーツとして流通していることが多く、マルベリーをくわの実であることを知らずに食べていたという人もいるかもしれませんね。

くわの実は見た目がブラックベリーやラズベリーにそっくり。その名のとおり、くわの木になる実です。くわの葉は蚕（かいこ）のエサとなる葉っぱのため、養蚕が盛んだった日本では、ひと昔前はそこかしこにくわの木畑がありました。

栽培されていたくわの木が野生化して道端などに自生していることも多く、草むらなどに入るとくわの実に出会うこともあるかもしれません。子どもの頃、道端に生えるくわの木になるくわの実を食べたことがある人も多いのではないでしょうか。

夏には山菜狩りを楽しむような感覚で野生のくわ（山桑）の実の収穫を目的に山に入る人もいるくらいです。

くわの実は最初は白く、熟すとラズベリーのような赤い色に、完熟するとブラックベリーのような赤黒い色に変わります。

完熟したものは非常に甘く、生食する以外にジャムなどに加工しても美味です。

また、くわの葉の新芽も食すことができ、天ぷらやおひたしなどにすると美味しくいただけます。

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