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旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。

さて、今回のテーマとなる食材は?

文/おと週Web編集部、画像/写真AC

【今月の旬食材は?】いま1年で最も旨い食材

■クイズの答えは……

正解:みょうが

難易度:★★★★☆

日本人しか食べない香味野菜です

ほのかな苦味とシャキシャキとした食感が魅力のみょうがは代表的な香味野菜の一つです。少し意外だと思いますが、みょうがを食べるのは世界でも日本だけなのだとか。

みょうがは、草むらや里山など、身近な場所に自生しています。写真のみょうがの葉を見ると、「この葉っぱ、草むらで見かけたことがある!」という人もいるかもしれませんね。旬の時期に、この葉っぱの根元を探っていくと、みょうがが顔を出しているかもしれません。

みょうがの旬は正確には2回あり、6~8月に収穫されるものが夏みょうが、8~10月に収穫されるものが秋みょうがと呼ばれます。生産地のトップは高知県で、全国の収穫量の8割以上を占めています。

みょうがは根っこではなく、つぼみなのです。そのため、「花みょうが」と呼ばれることもあります。収穫せずにおくと白い花を咲かせます。また、葉っぱが生えて大きくなったものは食用とされません。

みょうがを食べると物忘れしやすくなるという話を耳にしたことはありませんか? 実は、これはまったく医学的根拠のないもの。逆に、みょうがの香り成分には集中力を高める作用があることがわかっているのです。

その昔、お釈迦様の弟子の一人に、朝に聞いたことを夜になると忘れてしまうほど物忘れがひどい、周梨槃特(しゅりはんどく)という人物がいて、彼の没後、お墓を作ったところ、みょうががたくさん生えてきました。この昔話が原因となり、みょうがを食べると周梨槃特のように物忘れが激しくなるという濡れ衣が着せられてしまったのです。

香味野菜なので、そうめんのお供に……くらいしか食べ方がわからないという人もいるかもしれませんが、天ぷらや酢のもの、浅漬けやぬか漬け、味噌汁の具、炒めものなど、幅広い料理に活用することができます。

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美味しいみょうがの見分け方...
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おとなの週末Web編集部
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