カレー味でも『シェイク シャック』らしい“一体感”は健在
「カレーシャック」は、このメニューのためだけに作られたカレーソースを使用しています。こちら、ガラムマサラ、ブラックペッパー、レッドチリペッパーなどをブレンド。スパイシーな香りと味を表現しています。
そこに至るまで、ベースの「シャックバーガー」に合うソースを考え、何度も改良を加えたそう。さて、そのお味は如何に!?
ガブッと食べると、ホルモン剤フリーのアンガスビーフを100%使用したパティやモッツァレラチーズの旨み、フライドオニオンの甘み、さまざまな食材の組み合わせが一体となって口中に広がります。
バンズ、具材、ソースの一体感……これは、ひと口でタテに食べられる高さに設定されている『シェイク シャック』のハンバーガーすべてに通じること。カレーバーガーを通して、『シェイク シャック』のハンバーガー自体のおいしさを改めて実感させるとは恐るべし。
そして、カレーバーガーで忘れちゃいけないのが、細切りしたニンジンのピクルス。スパイスカレーにおけるアチャールのような存在感で、副菜と一緒に混ぜ合わせて食べていく『魯珈』のカレーを思わせます。シャキシャキとした食感も含め、いいアクセントになっています。
フライから感じたカレーソースのポテンシャルの高さ
ハンバーガーだけでなく、人気の「フライ」(ポテトフライ)もカレー仕様に! カレーシャックよりも、カレーソースのスパイシーさをガツンと感じたのが「カレーフライ」(836円)。どうやら、フライにカレーソースをかける前にガラムマサラをふりかけているのだとか。それで、スパイスの深い香りを感じられるのかぁ。
外サクッ、中ホクッがデフォルトですが、食べ進めていくうちに、ソースでしなっとなっているフライもあります。そのソースしみしみの状態もこれはこれで旨し。
この日はレモネードを飲んでいて、口の中をサッパリさせてくれます。でもホントは、ビール(シャックマイスターエール)がほしくなる! あと、ポテトフライの上にフライドオニオンがのっていて、これがそのシャックマイスターエールに漬け込んだあとに揚げているそう。それは合わないはずがない!
ポテトフライとフライドオニオンってフライ×フライじゃね? と思うかもしれませんが、玉ねぎの甘みとカレーのスパイシーさが絡み合っていてケンカしないんです。しかもネギものっていて、それが爽やかな香味をもたらし味の印象を変えてくれます。う〜ん、奥深い。
この夏、カレー好きもハンバーガー好きも楽しんでいただきたいメニューです。ぜひお試しあれ。
取材・撮影/編集部えびす