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「百恵さん」とテニスができた!「三浦友和さん」とも

テニスレッスンは夜中によくしたという。

“壁打ちって嫌いじゃないんです。壁に向かってスマッシュする。挑ね返ったボールを延々と打ち返す。最初の頃は壁打ち、随分とやりましたね。で、結局は百恵さんとテニスをすることができた。三浦友和さんも一緒でしたけどね。百恵さんのテニスはかなり本格的で、立居振舞がとても素敵なんです。美しい。 何でもオフでハワイに行かれた時などは、けっこうテニスをされていたと訊きました”

チンペイさんはずっと純真無垢な方だった。 山口百恵に憧れても、三浦友和と張り合って 彼女を自分の恋人にしてしまうという下心はまったく無い~もしあったとしても永遠に表には出さない~、そういう人なのだ。

アリスの作品の数々

「努力、努力、努力しろ」が嫌い

音楽も陶芸もビニ本コレクションもテニスも、すべて同根の純真無垢~あるいは天真爛漫~からスタートしているとぼくは思う。好きなことを子供のように夢中になってやる。やった先に結果が付いてくる。そういうタイプの人間だった。

21世紀に入ってからのインタビューでは、“努力、努力、努力しろというのは嫌いだし、今の若い人にはフィットしないと思う。でも、人一倍努力すれば、どんなことでも結果は付 いて来る。そう信じられる人間でありたいとはずっと思ってました”と語っていた。

「アリス」のファーストアルバム「アリスI」(1972年)と、アリスの前に谷村新司がリーダーを務めたグループ「ロック・キャンディーズ」のファースト・アンド・ラストアルバム『讃美歌』(1971年)

岩田由記夫
1950年、東京生まれ。音楽評論家、オーディオライター、プロデューサー。70年代半ばから講談社の雑誌などで活躍。長く、オーディオ・音楽誌を中心に執筆活動を続け、取材した国内外のアーティストは2000人以上。マドンナ、スティング、キース・リチャーズ、リンゴ・スター、ロバート・プラント、大滝詠一、忌野清志郎、桑田佳祐、山下達郎、竹内まりや、細野晴臣……と、音楽史に名を刻む多くのレジェンドたちと会ってきた。FMラジオの構成や選曲も手掛け、パーソナリティーも担当。プロデューサーとして携わったレコードやCDも数多い。著書に『ぼくが出会った素晴らしきミュージシャンたち』など。 電子書籍『ROCK絶対名曲秘話』を刊行中。東京・大岡山のライブハウス「Goodstock Tokyo(グッドストックトーキョー)」で、貴重なアナログ・レコードをLINN(リン)の約400万円のプレーヤーなどハイエンドのオーディオシステムで聴く『レコードの達人』を偶数月に開催中。最新刊は『岩田由記夫のRock & Pop オーディオ入門 音楽とオーディオの新発見(ONTOMO MOOK)』(音楽之友社・1980円)。

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