旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。 さて、今回のテーマとなる食材は? 文/おと週Web編集部、画像/写真AC 【今月の旬食材は?】いま1年で…
画像ギャラリー旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■クイズの答えは……
正解:ヤーコン
難易度:★★★★★
腸内環境を整える最強フードです
見た目はさつまいもに似ていますが、さつまいもがヒルガオ科に属するのに対し、ヤーコンはキク科に属する野菜です。ただし、花は菊よりもひまわりに似ています。
ヤーコンなんて見たことがないという人も多いかもしれませんが、近年では、ヤーコンを特産品とする地域も増えてきたため、旬の時期にはスーパーや青果店で見かけることも多くなってきました。
11月下旬あたりから旬を迎え、2月頃まで収穫することができます。ただし、採れたてのものには苦味があるため、収穫して2~3週間ほど寝かせて苦味が消えた頃に出荷されることが多いようです。
生でも加熱してもOK。なしのようなシャキシャキとした食感をもつため「畑のなし」と呼ばれることもあります。ほんのりとした甘さがあり、サラダや漬物にしても美味しくいただけます。
ただし、アクが強いため、そのまま食べるとエグみを感じることがあります。生食するときは水か酢水に5分程度さらしてアク抜きをするのがおすすめです。
加熱してもシャキシャキ感が残り、炒めものやきんぴら、かき揚げなど、どんな料理にも活用できます。クセのない食味なので、組み合わせられる食材の幅が広いのもうれしいポイントです。
薄くスライスして油で揚げたヤーコンチップスもおすすめ。健康食品の店や物産展などで販売されていることもあります。
また、葉や茎を乾燥したヤーコン茶は健康茶として人気で、取り扱っているドラッグストアも多数あります。
美味しいヤーコンの見分け方
細すぎず、太すぎず、スラリとした形状のもので、表面にキズが少なく、ツルっとしたものを選びましょう。
また、軽く触れて硬くハリがあり、手に持ってずっしりと重みを感じるものが美味。ひからびていたり、弾力を感じるようなものは避けましょう。
食べきれない場合は、乾燥しないように新聞紙に包んで野菜室、または冷暗所で保存すると1週間ほどは美味しくいただけます。
ヤーコンの注目栄養素
カリウムをはじめとしたミネラル、食物繊維、ポリフェノールなど、健康維持をサポートかる栄養素の宝庫です。
特に、フラクトオリゴ糖を多く含むことが注目点です。フラクトオリゴ糖は腸内の善玉菌のエサとなって善玉菌を増やす作用があることから、腸内環境の改善に有効です。
低カロリーであることも大きな特徴で、ダイエット中の人でも安心して食べることができます。
また、ヤーコン茶は体内に発生した活性酸素を除去してくれるポリフェノールを多く含むため、生活習慣病の予防やアンチエイジング効果が期待できます。ノンカフェインなので子どもでも安心して飲むことができます。
↑上記にそのほかの「旬食材」をまとめていますので、ぜひご覧ください。