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『Tafia(タフィア)』 @西麻布

透明なラムと寄り添う料理が濃密に詰まったカリビアン!

ショットグラスになみっと注がれた透明なラムをクイッとやると、力強くも繊細にいろんな要素が詰まってる。サトウキビの滋味や青さ、なんなら風、土の香りまで

「現地のよさを体感してもらえたら」と言うように、ここは店主の多東千惠さんが偏愛する中南米カリブ、そしてラムの愉しみが横溢してる空間だ。

パルミット 600円 × ビエールラムブラン59度(ショット) 1000円

『Tafia(タフィア)』パルミット 600円 × ビエールラムブラン59度(ショット) 1000円 ピンクペッパーやミント、アンチョビの塩気も効いたパルミットと、どこか磯っぽい風味もあるビエール ブランはピタピタの相性!

中でも特に多東さんの推しはサトウキビジュース100%から造られ、樽熟成させないアグリコールのブラン。より現地らしく、個性的な風味が詰まっているからだ。

そんなラムたちに合う料理がまた楽しい。パルミット(ヤシの新芽の芯)やホコン(緑ホオズキのスープ)など現地らしい料理や、ライムやハーブを使った旨々な味が多々。しかもそんなカリビアンな時間を昼から楽しめるのもまたうれしい。

『Tafia(タフィア)』

[住所]東京都港区西麻布2-15-14 ウエストポイントビル1階
[電話]03-3407-2219
[営業時間]11時半~24時
[休日]日
[交通]地下鉄日比谷線六本木駅2番出口、千代田線乃木坂駅5番出口からともに徒歩10分

『BAR Julep(ジュレップ)』 @池尻大橋

カシャッサを片手に池尻大橋で感じるブラジルの風

ブラジル産のサトウキビが原料の蒸留酒・カシャッサ。その魅力に早くから気づき、都内、いや日本随一のラインナップを誇るのが、2002年開業のこちらの店だ。

口開けにカシャッサがベースのカクテル「カイピリーニャ」をと、店主の佐藤裕紀さんに好みを伝えれば、「サトウキビ由来なの?」と思うほどの爽やかな香りが鼻を掠める

フェイジョアーダ 1430円 × セレッタハイボール 1100円

『BAR Julep(ジュレップ)』フェイジョアーダ 1430円 × セレッタハイボール 1100円 ウンブラーナ樽で2年熟成させた「セレッタ」のハイボールはクセがなくすっきりした味わい。「フェイジョアーダ」にはライスとオレンジもつく

聞けば、これこそが木樽熟成の賜物らしく、熟成に使われる樽の木の種類は40以上。熟成期間も鑑みれば、カシャッサの味わいは無限大なのだ。

その多様なフレーバーには、佐藤さんお手製のブラジルフードを合わせたい。適度な塩味の肉と豆の煮込み「フェイジョアーダ」、スパイス風味の揚げ肉団子風「キビ」が杯を進めること。心ゆくまで食べて飲み、ブラジルを感じよう。

『BAR Julep(ジュレップ)』店は池尻交差点すぐそば

[住所]東京都世田谷区池尻2-34-16 1階
[電話]03-3422-7650
[営業時間]18時~翌1時半LO(日は~24時半LO)
[休日]無休
[交通]東急田園都市線池尻大橋駅南口から徒歩6分

『Indian Street Food & Bar GOND(ゴンド)』 @お茶の水

スパイス好きのみんなが待ってた!ありそうでなかった本格インド酒場

カレーは飲み物?いやいやカレーはつまみ、飲み物は酒という方はこちらへいらっしゃい。惜しまれつつ閉店した銀座の名門インド料理店『ダバ・インディア』の流れを汲むと聞けば、カレー好きには見過ごせない

マトンビリヤニとライタ 1400円 × ハイボール( ポールジョンニルヴァーナ) 780円

『Indian Street Food & Bar GOND(ゴンド)』マトンビリヤニとライタ 1400円 × ハイボール( ポールジョンニルヴァーナ) 780円 スパイシーでホットなビリヤニには贅沢にインドのシングルモルトのハイボールを

店内に一歩足を踏み入れると、インド人シェフが鍋を振るオープンキッチンから、スパイスの香りが弾けている。エキゾチックな壁の色や絵画など、まるでオールドスタイルのインドの邸宅へ招かれた気分だ。

それだけでもテンションが上がるが、ここはただのインド料理店じゃない。ストリートフードとお酒を楽しむ、いわばインド居酒屋なのだ。

料理に合わせるのは最近ますます注目のインドウイスキーやスパイスを効かせたサワーなど。インド料理店には珍しく酒リストが豊富なのもうれしい!

『Indian Street Food & Bar GOND(ゴンド)』

[住所]東京都千代田区神田駿河台3-5-15 荒井ビル1階
[電話]03-3259-2800
[営業時間]11時半~15時(14時半LO)、17時~22時(21時LO)、土・日・祝の昼は~15時半(15時LO)、夜は~21時半(20時半LO)
[休日]月
[交通]地下鉄千代田線新御茶ノ水駅B3出口から徒歩1分

『七一飯店』 @渋谷・東

中国の国民酒 白酒が多様な酒肴に合う万能サワーに!

中華圏の映画では、人々が宴席で白酒(パイチュウ、とうもろこしなどの穀物が原料の蒸留酒)をストレートで煽るシーンをよく見かける。筆者も上海に行った際、クイッとやってみたが……。喉元に未体験の熱さを感じた。平均度数50以上の酒は、相当なインパクトだった。

「逆に僕は仕事で中国に通ううちに、白酒にハマりました。飲み口が多彩で、フルーティーな銘柄も多いんです」。日本で白酒を広めるべく、サワーでの提供を閃いたと話すオーナーの越後貴史さん。

大葉&鷹の爪入りサワー「バイチュウキンギョ」は甘みもあって、たしかに飲みやすい。

チャイローファン 1430円 × バイチュウキンギョ 935円

『七一飯店』チャイローファン 1430円 × バイチュウキンギョ 935円 チャイローファン(ルーローハンの具と、その煮汁で煮た卵と豆腐のセット)は、ドライな飲み口の白酒サワーと好相性

そして酒に合う料理担当は長野雄さん。ルーローハンの“頭”だけ出すという、心憎い演出もありだ。〆の麺もアテ仕様ゆえ、サワーを口開けに、心ゆくまで白酒の魅力に酔いしれたい。

『七一飯店』

[住所]東京都渋谷区東2-20-2 三和ビル1階
[電話]なし
[営業時間]11時半~15時、17時~22時
[休日]火・水・木
[交通]JR山手線渋谷駅新南口から徒歩10分

撮影/貝塚隆(クワン、ステージ、ゴンド)、西崎進也(イケジリ、頻伽、マッキーズ ガンボ、タフィア、ジュレップ、七一飯店)、取材/岡本ジュン(クワン、マッキーズ ガンボ、ゴンド)、池田一郎(ステージ、タフィア)、岡野孝次(イケジリ、頻伽、ジュレップ、七一飯店)

2023年12月号

※2023年12月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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