美味しいわさび菜の見分け方 葉先までみずみずしく、色は鮮やかな黄緑色のものを。葉がパサついていたり、変色しているものは避けましょう。切り口が乾いて変色しているものは鮮度が落ちている可能性があります。 極端に大きすぎるもの…
画像ギャラリー旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■答えは……
正解:わさび菜
難易度:★★☆☆☆
風味を楽しむなら生食がイチオシ!
ギザギザとしたフリルのような葉が特徴的なわさび菜。近年では通年市場に出回っていますが、露地栽培ものの旬は11月頃から3月頃です。
わさび菜はその名のとおり、わさびに似たピリッとした辛味、ツーンとした刺激を感じます。これはアリルイソチオシアネートという成分によるもので、わさびやからしにも含まれる成分です。
この辛味成分はアブラナ科の野菜に含まれるもので、キャベツや菜の花などにも含まれているのです。
葉わさびというわさびの根茎から伸びた葉を食する野菜もありますが、わさび菜とは別の品種で、葉わさびはアブラナ科ワサビ属、わさび菜はアブラナ科アブラナ属に属しています。また、わさび菜はからし菜の変異種といわれています。
寒くなるほど辛味が増すのもわさび菜の特徴。そのため、秋頃に収穫されるわさび菜は辛さ控えめ、寒さが厳しくなった頃に収穫されたわさび菜はしっかりとした辛味をもった味わいとなります。
わさび菜のさわやかな辛味を楽しむなら生食が一番。葉は見た目は硬そうですが、とても柔らかなので生食でも美味しくいただけます。サラダやサンドイッチに挟むなどして食べるのがおすすめです。
ただし、茎の部分は硬めなので、加熱したほうが美味しくいただけます。
逆に、辛味を抑えたい場合は加熱して食べましょう。ただし、加熱しすぎると独特の風味が失われてしまいます。そのため、加熱時間は短めに。おひたしや天ぷら、しゃぶしゃぶなどサッと火を通す程度で食べるのがおすすめです。
美味しいわさび菜の見分け方
葉先までみずみずしく、色は鮮やかな黄緑色のものを。葉がパサついていたり、変色しているものは避けましょう。切り口が乾いて変色しているものは鮮度が落ちている可能性があります。
極端に大きすぎるものは葉や茎が硬い可能性があるので、適度な大きさのものを選びましょう。
わさび菜の注目栄養素
抗酸化作用のあるβカロテン、ビタミンCが豊富に含まれているため、免疫力アップ、生活習慣病の予防・改善を促すサポートをしてくれます。
また、ビタミンB2も豊富。ビタミンB2はビタミンCとともに粘膜や皮膚の健康維持を助けます。
注目したのは辛味成分であるアリルイソチオシアネートです。この成分は、胃液の分泌を促し、食欲を増進させる作用があります。また、強い抗菌・殺菌作用をもっているため、サンドイッチに挟んだり、お弁当の彩りに使ったりすれば食中毒の予防にも役立ちます。
ただし、これらの栄養素は熱に弱いため、わさび菜の健康効果を活かしたいなら生食がおすすめです。
↑上記にそのほかの「旬食材」をまとめていますので、ぜひご覧ください。