旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■クイズの答えは……
正解:アスパラ菜
難易度:★★★★☆
アスパラとは無関係です
最近、スーパーなどで見かける機会が多くなってきたアスパラ菜。国内最大手種苗メーカーであるサカタのタネが、中国野菜の「菜心(サイシン)」と「紅菜苔(コウサイタイ)」を交配させることで開発した新種の野菜です。
アブラナ科に属し、花芽のついている茎や葉、つぼみなどを食します。
地域差はありますが、10月頃に種をまいて11~4月頃に収穫期を迎えるというのが一般的。最盛期は2月~4月となっています。
アスパラという名前がついているものの、アスパラガスとはまったく別の品種です。ちなみに、アスパラガスはキジカクシ科の野菜です。
菜の花の仲間なのになぜアスパラという名前がついているのか不思議に思うかもしれませんね。アスパラ菜という名がつけられた理由は、茎の部分の食感や、甘みのある味わいがアスパラガスに似ているからです。
オータムポエムという名前で販売されていることもあります。実は、サカタのタネはアスパラ菜ではなく、オータムポエムという名前で種を販売しているのです。
アスパラ菜は菜の花と比べてほろ苦さがほとんどないところが大きな特徴です。そのため、アブラナ科の野菜がもつほろ苦さが苦手という人には特におすすめです。
クセがない味わいのため、おひたしや炒め物など、さまざまな料理に使うことができます。
ちなみに、黄色い花が咲いたものが売られていることもありますが、花も食べることができます。