“山脈”には6種類のチョコレート
店内に入ると、チョコレート山脈の大きさに圧倒された。山脈の長さは約3メートル、山頂は高いところで1.2メートルほどもあるという。店に到着したら、まずは「山脈マップ」をもとに、チョコレート山脈の6種の「山岳地帯」の中から、好きな場所を2箇所選ぼう。花々の咲く高山地帯や桃源郷の山頂など、各山岳地帯にはさまざまな言い伝えがある。
採取できる「山のかけら」(チョコレート)のフレーバーの解説も記載されているので、土地の言い伝えや味を想像しながら、好みの「山岳地帯」を探そう。
チョコは特製のビンに詰めて「お飾り」でお洒落に
採取した「山のかけら」2種類は、特製のビンに詰められるが、このビンをカスタマイズする「お飾り」も選ぶことができる。タッセル(房状の飾り)や、山の形をした小楽園のオリジナルのチャーム(飾り)など、パーツは各330~660円となっている。
因みに完成形の「山のかけら」のビンはこんなビジュアルだ。小楽園のオリジナルチャームとグリーンのタッセルが、程よくポップでビンのアクセントになっている。華やかに仕上がるので、ギフトにもぴったりだ。
ハンマーとノミでチョコを“掘削”「からくり人形」がお届け
「山岳地帯」とビンの「お飾り」を選び終えたら、会計を済ませ、オーダーシートをポストへ投函しよう。
その後は、シートの内容をもとに発掘員による山の掘削作業がスタート!ハンマーとノミで山を削る姿は臨場感抜群。チョコレート山脈も予測以上に迫力があり、見ごたえたっぷりだ。
掘り出した「山のかけら」は、ビンに詰められ、山脈の物語が書かれたミニブックとともに「からくり人形」がゲストの元まで届けてくれる。平安時代から愛されてきた「からくり人形」だが、今となっては街中で見る機会も少ない。そんな人形に、まさかお菓子屋さんで出合えるとは驚きである。
ゲストの元まで「山のかけら」を運ぶ「からくり人形」のぎこちない動きは、どこか滑稽で憎めない。歩く距離自体は短いが、無事「山のかけら」が手元に届き、それを受け取る嬉しさは、何とも言えないものがある。