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三浦のサバは炙っても旨し

さてさて、生以外にも火が入った三浦のサバも味わってみましょう。「大トロ炙りさば定食」は、この日はマサバを使用。

「大トロ炙りさば定食」(1078円)。南高梅の食前酢、季節の小鉢、味噌汁、ごはん付き
「大トロ炙りさば定食」(1078円)。南高梅の食前酢、季節の小鉢、味噌汁、ごはん付き

皮目をこんがり炙って提供。「とんでもない脂ですよ」と多並さん。

三浦のサバフィレの皮目をバーナーでサッと炙る
三浦のサバフィレの皮目をバーナーでサッと炙る

いや、わかりますって。見よ! このジュワジュワにじみ出た麗しい「サバオイル」を!!

炙りさば。サバの脂がジュワー。タレがかかっているわけではない!
炙りさば。サバの脂がジュワー。タレがかかっているわけではない!

したたり落ちる脂。むわりと脂をまとった身。

食べてみると、とんでもなく華やかな脂! 頭をよぎるワードは「ブランド豚バラ」。上質な豚バラの、あの脂に極めて近し。

甘みがあり、とろける、そしてギラギラ感なし。「サバの脂」をひたすら堪能できる仕上がり。わさびではなくて、「からし」がいるのが「わかってる感」全開! キリリと引き締まり、より脂のおいしさが引き立つ。甘しょうゆをつけるがバツグンに合います。マイルド感が極まれり。

いまがわ食堂は、お酒も充実。利き酒師の資格を持つ多並さんセレクトの銘酒とぜひ、組み合わせていただきたい。

東京、神奈川、そして定期的に変わる日本各地の銘酒も堪能できる
東京、神奈川、そして定期的に変わる日本各地の銘酒も堪能できる

サバつまみとしておすすめはしめさば。こちらもノックアウトされる脂に感涙のマサバを使用。限りなく、浅く締めたサバは、ほのかな酸味で脂のよさがまたまた引き立つ。日本酒とのエンドレス現象必至な味わいだ。

自家製大トロ炙り〆さば(858円)
自家製大トロ炙り〆さば(858円)

「とろさばの唐揚げ」も魅惑的なおつまみ。カリッと揚がったサバは、かみしめるたびに脂と旨みがジュワジュワ。ビールやハイボールがエンドレス!

「とろさばの唐揚げ」(638円)。自家製のマヨネーズでいただく
「とろさばの唐揚げ」(638円)。自家製のマヨネーズでいただく

三浦のサバのパフォーマンスに、めくるめく酔いしれるサバらしい時間を楽しんで!

■いまがわ食堂 西新宿店
[住所]東京都新宿区西新宿7-9-15 ダイカンプラザビズネス清田ビル2階
[電話番号]03-6304-0710
[営業時間]11時~23時(22時LO)
[休み]無休
[席数]カウンターあり、全84席
[交通]JR山手線ほか新宿駅西口から徒歩約5分

■池田陽子
全日本さば連合会広報担当 サバジェンヌ/薬膳アテンダント

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この記事のライター

池田 陽子
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