旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■泥の下には……
正解:新ごぼう
難易度:★★★★☆
生でも食べられます!
新ごぼうとは、春から初夏にかけて収穫されるごぼうです。
普通のごぼうと新ごぼうの違いは、収穫時期です。普通のごぼうは秋から冬にかけて収穫されます。いっぽう、新ごぼうは完全に成長する前に収穫されたものです。4~6月に旬を迎えますが、8月あたりまで店頭に出回ります。
普通のごぼうよりも色白で短く、皮が薄いのが新ごぼうの特徴です。繊維も柔らかくて、ごぼうの繊維質が苦手という人でも新ごぼうなら抵抗なく食べられるはずです。
さらに、香りもよくアクが少ないので、さっと火を通してサラダや和え物にするのがおすすめです。普通のごぼうよりも柔らかいので、きんぴらなどにする場合も加熱時間を短めにしたほうがシャキシャキの食感を楽しむことができます。
生でも美味しく食べることができますが、どうしてもアクが気になるという人は、1~2分ほど酢水にさらしましょう。
ただし、食物繊維が多く含まれているため、生のものを食べすぎると消化不良による下痢や腹痛を起こすこともあるため、胃腸が弱い人は、サッと火を通してからいただくのがおすすめです。
ごぼうの香りやうま味は皮に含まれています。そのため、泥や汚れはたわしなどでこすって洗い落とすか、包丁で表面をこそげ落とす程度にしましょう。