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世界的“肉職人”のステーキ

そして、いよいよ夕食だ。2024年4月26日にオープンした、庭園を望む炭火焼きのグリルダイニング「エンバ・キョウト・チョップハウス」へと向かった。料理を手がけるのは、世界的に有名な肉職人・ダリオ・チェッキーニが担うバハマのステーキハウス「SLSバハマール」で料理長を務めた経験もある、アルゼンチン出身のセバスチャン・バルクデスシェフだ。

「エンバ・キョウト・チョップハウス」の内観

シェフの母国には、肉の塊を炭や薪で豪快に焼き上げる伝統的な「アサード」といわれるバーベキュー料理があり、幼い頃から親しみのある料理だった。本場アルゼンチンで培ったその技術とセンスを生かし、同店では自家製熟成肉のステーキやシーフード、地元産の野菜を使用した炭火焼きのグリル料理を提供する。

「特別な日だけでなく、毎週気軽に足を運んでもらえるよう、ここではコース以外にシェアスタイルで食べられるアラカルト料理を豊富にラインナップしています。大人数で来てもワイワイ楽しんでもらえるレストランです」と、バルクデスシェフ。

熟成肉を掲げる、セバスチャン・バルクデスシェフ

注目は「30日熟成鹿児島県黒毛和牛サーロイン」(200g1万5000円)や「30日熟成アメリカ産 プライムリブアイ」(300g 1万3000円)など、うま味がぎゅっと凝縮した熟成肉だ。さまざまな地域・部位の肉があるので、食感や風味の違いを楽しみながら食べ比べするのもおすすめ。

「30日熟成鹿児島県黒毛和牛サーロイン」

エイジングルームでドライエイジングさせた肉の熟成度を日々チェックし、最もいいタイミングで提供。肉によって火入れ時間を調節しながら最高のポテンシャルが発揮できるよう焼き上げている。ソースは「燻製マスタード」、「わさびバター」、「マッシュルーム」など多彩なラインナップの中から好きなものを3種選べるのがうれしい。

京都の野菜をふんだんに使ったメニュー

肉以外に旬のシーフードや地産の野菜を使ったメニューも充実している。酸味のあるソースがずわい蟹のふくよかな甘みを引き立てる「エンバクラブケーキ 国産ずわい蟹 ハーブ レモン風味のタルタルソース」(5800円)は、彩り鮮やかで大人数でシェアしたいメニューだ。華やかなビジュアルがテーブルに彩りを添えてくれる。

「エンバクラブケーキ 国産ずわい蟹 ハーブ レモン風味のタルタルソース」

日本食材へのこだわりが伺える「ロブスタースープ 九条葱 京都産きぬひかり キャビア」(4200円)も一度はトライしてほしい一皿。魚介のうま味たっぷりのスープに、もっちりとしたきぬひかりや、柔らかな九条葱が絶妙にマッチしている。

「ロブスタースープ 九条葱 京都産きぬひかり キャビア」

また、ベジタリアンのゲストでも楽しめるよう、メインになる野菜のグリル料理も提供している。「カリフラワーの炭火焼き ミントヨーグルト 胡麻ソース」( 3800円)は、胡麻の豊かな風味と炭火の香ばしい香りが相まって予測以上に満足度の高い逸品となっている。ヨーグルトの酸味やミントの爽やかな味わいがいいアクセントとなっている。

「カリフラワーの炭火焼き ミントヨーグルト 胡麻ソース」
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朝食前や夕食後に、リゾート感あふれるプールで泳ぐ楽しみ...
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中村友美
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