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消費地問屋「鰻問屋もがみ」の仕事

問屋ですからうなぎの卸売(おろしうり)が主な仕事ですが、他にもさまざまな役割を持っています。私たち消費者の一番身近にあるのが消費地問屋ですが、日常生活の中であまり目にすることのない消費地問屋の仕事を鰻問屋もがみ(千葉県柏市)を例に覗(のぞ)いてみましょう。

問屋の朝は早く、真夜中から始まります。まず、配送された活鰻を梱包(こんぽう)されたビニール袋から出す袋開(ふくろあ)け。この数が半端ない。問屋では 20kgを1本と数え、少ない日でも 25本にもなります。繁忙期は想像を絶する数となるのです。

袋開けの作業。土用の丑の日が近づくと、想像を絶する数のうなぎを扱う

次に袋開けしたうなぎを立てます。問屋やうなぎ屋ではうなぎを活かしている場所を立場(たてば)といい、立場に移す作業を立てるといいます。5kgに分け養鰻篭(ようまんかご)に入れて重ねて井戸水をかけ流し、鮮度を保ちます。

「問屋」というと大きな倉庫を想像するが、活饅を扱ううなぎ問屋の場合、重ねられた養鰻籠に井戸水がかけ流されている風景が一般的
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おとなの週末Web編集部
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