エリザベス女王が007とスカイダイビング、「ヘイ・ジュード」の大合唱
2012年のロンドン大会では、エリザベス女王が、映画『007』の主人公、ジェームズ・ボンドとパラシュートでメインスタジアムに上空から現れるという、映像を組み合わせたサプライズ演出が話題をさらった。ラストに、ビートルズのポール・マッカートニーが出てきて、名曲「ヘイ・ジュード」の大合唱が沸き起こったことにも驚いた。
前回、東京大会のドローンを使ったスタジアム上空での大掛かりなショーや、ピクトグラム(視覚記号)を体で表現したパントマイムも記憶に新しい。
ざっと振り返るだけでも、それぞれの開会式に、開催都市、開催国の個性や大会に込めたメッセージが感じられて興味深い。皆さんが印象に残っているオリンピック開会式はどの大会の、どんな場面だろうか。
石川哲也(いしかわ・てつや)
1977年、神奈川県横須賀市出身。野球を中心にスポーツの歴史や記録に関する取材、執筆をライフワークとする「文化系」スポーツライター。
※トップ画像は、パリの街並み(Photo by Adobe Stock)