「絶対的エース」登場。韓国酒場の『コッキオ』
ネオンサインに飾られドラム缶テーブルが置かれた店内に入れば、ここが駅構内ということを忘れてしまうはず。
本場よろしくマッコリやソジュ(焼酎)を並べたら、楽しい夜の始まりだ。
店名の『コッキオ』は、日本で言うところの“コケコッコー”で、品書きには韓国の鶏料理がズラリ。衣ザクザクの「ヤンニョムチキン」に、鶏のモミジをとろりと煮込んだ「タッパル」で空腹をかわしつつ、いい頃合いでやってきたのが店の絶対エース「タッカンマリ」だ。
じっくり炊いた濃厚なコクのスープに浮かぶのが、但馬鶏の骨付き肉。程よい歯応えの後からやってくる力強い滋味に圧倒される。
〆は深みを増したスープで食すカルグクス(韓国うどん)がこれまた最高!仲間や家族と賑やかに湯気を囲もう
プリっ、とろーり、の共存。鉄板ホルモンの『蟻月』
もつ鍋で有名な同店が東京駅に進出した。
駅ナカというスピード感も求められる立地柄、看板に据えたのが鍋ではなく自慢のホルモンを使った鉄板焼きだ。
湯気を立ててやってくるピリ辛味噌が絡んだそれをパクリとやれば、プリッと弾ける歯応えの後から甘〜い脂がとろけて広がった。すかさずビールで流し込めば、もはや快感!
ちなみに生ビールは「八重北食堂」内でもおそらく最安値ではないだろうか(ハッピーアワー除く、価格は本誌発売時より)。赤紫蘇エキスで割った爽やかな「ゆかりビール」もこってりしたホルモンと抜群の相性だ。
加えて心を奪われたのが「極上の肉ホル丼」で、牛バラ肉とホルモンをどっさり盛り込んだ腹ペコには堪らぬパワフル系。昼なら千円少々と飛び切りお得に味わえる。