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進化し続ける老舗の天ぷら『ハゲ天』

言わずと知れたこちらの老舗も江戸前天ぷらの新機軸を引っさげやってきた。そのひとつが“天ぷら串”。

野菜や魚介などの旬のネタに工夫を凝らし、例えば小玉ねぎはあらかじめブイヨンを煮含ませ、サツマイモは衣の上からひと振りしたブランデーで甘みをぐんと引き立てる。

ひと口サイズの串にぎゅっと詰め込んだアイディアと遊び心がめっぽう楽しい。

『天ぷら串とまぶしめし ハゲ天』はじまりの天ぷら串【一の膳】 季節の天ぷら串8本にかき揚げご飯や小鉢などが盛りだくさんに付く

そしてもうひとつが“まぶしめし”。

小エビがどっさり入ったかき揚げをご飯にまぶし、薬味や塩で味わった後は別添えのタレをかけて天丼に、最後はほうじ茶ダシを注いで天茶へと味が3度変わる仕掛け。

そんな老舗のたゆまぬ進化は、ここ東京駅から全国へ発信されている。

行列店がやってきた!月島もんじゃの『たまとや』

もんじゃ焼きの聖地といえば月島。しかしそこまで足を伸ばさずとも、行列店が東京駅にやって来た。

母体となるのは、明治4年創業の豊洲市場水産仲卸。コンセプトは「酒と肴ともんじゃ」ってことで魚介のつまみやお酒も充実している。

そして自慢のもんじゃ。一番人気の「明太子もちもんじゃ」には豊洲から直送された大ぶりな明太子が丸ごと1本ドン!と乗って大迫力。

『月島もんじゃ たまとや 東京駅』(左奥から右に)明太子もちもんじゃ丼、明太子もちもんじゃ茶碗(ハーフ)、いか墨もんじゃ茶碗(ハーフ)、いか墨もんじゃ丼 明太子もちには切りイカや桜エビも入る。いか墨もんじゃのダシには生クリームも使われ、焼き上げるとあたかもイカ墨のリゾットのようなおいしさ

さらに決め手は、鳥ガラ、魚介、香味野菜をブレンドし、毎朝炊き上げるという自家製ダシだ。

明太子のプチプチにお餅のもちもち、桜エビからは海の香り……そこにおダシが味に深みとコクを与え、焼けるほどに旨みが凝縮!もんじゃの種類もユニークで多彩。

アレコレ食べたいって場合は茶碗サイズにすれば、一度に2種類焼くのもOKだ。

カリっと、肉ジュワ〜。名古屋コーチン一鳳『東京弌鳥』

日本3大地鶏のひとつ、名古屋コーチン。そのおいしさを存分に味わえる専門店だ。その旨さを堪能するなら、まずは各部位を備長炭で丁寧に焼き上げた串焼を。

名古屋コーチンならではの跳ね返るような肉質と力強いコク、その旨みがふっくらカリッと焼かれた中に凝縮。中でも看板の「弌鳥焼」は八丁味噌のオリジナルタレとも相まって、頬張るほどに目尻が下がる。

『名古屋コーチン一鳳 東京弌鳥(いっちょう)』名古屋コーチン串焼 (手前から)つくね、肝、弌鳥焼、ねぎま、せせり 大ぶりにカットされた肉は外側が香ばしく、内はジューシー。口の中に各部位の旨みがジュワッと溢れ出す

使われているのはすべて純系名古屋コーチンで、あえて低カロリーな飼料を与え、十分な運動をさせてゆっくり飼育しているもののみ。

力強くもヘルシーさを感じさせる味わいだ。東海地方の地酒とともに満喫したら〆にはぜひ極上親子丼を。皮面を炭火で炙ったモモ肉を濃厚な名古屋コーチンの卵でトロリととじた丼。めちゃウマだ!

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”まんぷく”が止まらない。ビストロ『石川亭』...
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おとなの週末Web編集部
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