次に来るロケ弁はコレ!
永澤さんにロケ弁のこれからを聞いた。今後、受賞しそうな注目店も。
永澤さん:「この数年、昔から慣れ親しんだものをプロのクオリティで、もっとブラッシュアップさせた『ネオ○○』、『究極の○○』というものが流行っています。海苔弁やだし巻き玉子、唐揚げなどでも特徴的な味付けになっているものが喜ばれています。
例えば今は法人のみの受付になっていますが、斬新な美味しさで大人気の『chioben』(東京・代々木上原)さんはその代表格。『美寿(びじゅ)』(東京・広尾)さんでは、しば漬けを入れたタルタルソースが美しくて美味しいと評判です」
なお永澤さんは「くるめし」の社員さんたちに人気という『お弁当 ちとせ』(東京・千歳船橋)をおすすめとして教えてくれた。バランス良くおかずが入っていて安心できるけれど、味付けが新しいのだそう。公式サイトを見たら、数日前から予約が埋まる人気店だった。
最後になるが、稲田さんがおすすめの弁当屋さんは『お弁当 ぎん香(か)』(東京・麻布十番)。
「お米は羽釜で炊かれていて、とても美味しいのです。おかずはすべて手作りですし、特に魚の美味しさが秀逸で、予算がある番組の時は頼んでいました。人気があるお店ですが、ぜひ食べてみていただきたい。なお、店で買うと200円引きになるので、店頭へ行ける方はぜひ」
『お弁当 ぎん香』は、過去に系列店を取材した際、その美味しさが忘れられなかったお店。コロナ前は時折行っていたのだが、すっかりご無沙汰になってしまったのと、お弁当は未経験。俄然食べたいスイッチが入った。
金賞『喜山飯店』のお弁当を買ってみた!
実は『喜山飯店』は未食のワタクシ。どうしても食べてみたくなり、近くに行く機会があった際に買ってみた!
熱々で提供されたお弁当をお持ち帰り。帰宅する頃には冷めてしまったが、温めずとも素材の持ち味を活かした美味しさで、中華なのに上品な味だと感じた。何よりうれしかったのは、ボリュームがあったので2回に分けて、食事として、晩酌のアテとして、いただけたことだ。
ハレノヒと日常づかいの間にあり、クリエイティブの現場を支えているロケ弁、ぜひお試しを。
…つづく<覆面調査隊がスゴい 《冷凍アジフライ》 を発見…!冷凍のレベルを超えた 「ザク」 「フワっ」 「ジュワー」 そのおいしさの秘密>では、お取り寄せできる究極の「冷凍アジフライ」をご紹介します。
文・写真/市村幸妙
いちむら・ゆきえ。フリーランスのライター・編集者。地元・東京の農家さんとコミュニケーションを取ったり、手前味噌作りを友人たちと毎年共に行ったり、野菜類と発酵食品をこよなく愛する。中学受験業界にも強い雑食系。バンドの推し活も熱心にしている。落語家の夫と二人暮らし。