寿司屋の〆やおみやで愛される「太巻」。最近では恵方巻の印象が強い人も多いのでは?ここでは、イートインとテイクアウトで楽しめる太巻を紹介します。まずは、寿司屋・蕎麦屋でいただける絶品の太巻からどうぞ!
画像ギャラリー寿司屋の〆やおみやで愛される「太巻」。最近では恵方巻の印象が強い人も多いのでは?ここでは、イートインとテイクアウトで楽しめる太巻を紹介します。まずは、寿司屋・蕎麦屋でいただける絶品の太巻からどうぞ!
【寿司屋】握りを楽しんだ最後に楽しみたい「太巻」ですが、満腹で辿り着けないことも?そこで、ランチの逸品と昼夜問わずいただける都心の店を厳選。これならおいしく食べられる!?
極上のネタを贅沢に盛り込んだコスパ抜群の絶品太巻『鮨処 榎本』@三軒茶屋
寿司職人歴・約60年という大将・榎本薫さんが目の前で握ってくれる、カウンターのみの凛とした空間。
魚介は天然ものにこだわり、仕入れは大将自ら豊洲に足を運ぶという。そう聞くと敷居が高いように感じるが、ランチは本まぐろ丼1300円〜と驚きの安さで、太巻も生本マグロの赤身のほか、カマの骨の周辺を削り取った中落ち、イカ、ホタテと魚介がぎっしり。
海鮮太巻き 2000円(昼)
細切りのきゅうりやたくわん、とびこ、かんぴょう、玉子焼きなども入り、巻けないのでは?と心配してしまうくらい具だくさんなのに、不思議なことに口に入るとスーッと溶けていくのだ。
この軽やかな後味は、さりげなく潜ませたオクラやしその華やかな香りのおかげだとか。試行錯誤しながら3年かけて今の組み合わせに辿り着いたという完成度の高さは圧巻だ。
[住所]東京都世田谷区池尻3-29-3 TIMESハイツ1階
[電話]03-3424-9601
[営業時間]11時半〜14時(13時45分LO)、18時〜22時
[休日]水
[交通]東急田園都市線三軒茶屋駅北口から徒歩11分
仕事のされた江戸前も贅沢な海鮮もどちらも食べたい!『すし処 鮨丸』@新宿三丁目
1996年の開店当初から新宿ではいち早く一本釣りでしか獲れない関あじ・関さばを提供するなど、産地にこだわり、希少なネタも扱うのが自慢だ。
季節の先取りを感じさせる黒板のネタや、生で味わえる佐賀・竹崎のコハダも旨い。巻き物の種類も充実していて、太巻も2種類あるのがうれしい。
江戸前太巻き 1980円、海鮮太巻き 2530円
まずは彩りも美しい「江戸前太巻き」。しっかり仕事がされたどこか懐かしいネタが巻かれている。玉子の甘さやかんぴょうやおぼろの味、しいたけや山ゴボウがまたいい。酸味の立ち過ぎない酢飯とのバランスもよく、安心感のある味だ。
かたやたっぷりの海鮮が魅力の「海鮮太巻き」。中には中落ちやサーモン、海老、イカ、小柱、貝ひもなど、寿司屋ならではのバラエティがあり、旨みと食感のハーモニーもよし。量もあるのでタイミングを見てぜひ。
[住所]東京都新宿区新宿3-31-6
[電話]03-3356-7077
[営業時間]11時半〜23時半 ※日・祝〜22時
[休日]無休
[交通]地下鉄丸ノ内線ほか新宿三丁目駅A5出口から徒歩1分
【蕎麦屋】調査を進めていると、太巻を出す蕎麦屋さんを発見。しかも、あの名店でした。落ち着いた雰囲気の中、お昼に蕎麦と合わせて楽しむのもまた一興です。
これぞ関西流、名店の流儀は蕎麦とあわせて『東京 土山人』@池尻大橋
須磨産の海苔に巻かれた太巻を頬張れば、ほろりとほどける酢飯と、食感も様々な具材が混ざり合う。大ぶりのうなぎの蒲焼き、蕎麦ダシ仕立てのだし巻き玉子、ごろりとした本マグロの漬け、敢えてミキサーにかけて細かくしたかんぴょうとしいたけの甘みが、米酢で酸味を立たせた酢飯とのコントラストとなって際立つ逸品だ。
太巻と蕎麦 1680円(平日昼のみ提供)
一貫でも満足度の高い太巻を、蕎麦とセットにするのが関西の流儀であり、土山人流。挽きたて打ちたてにこだわる蕎麦をたぐってツユの塩気を味わってから、太巻の甘みや酸味を往復するのも当店らしい食べ方である。
和モダンで凛々しい店内は、蕎麦前と酒でくつろぐのに適した雰囲気。和食出身の店長・永濱幸治さんが昆布とカツオ節に入魂する、関西風のダシの味を心ゆくまで楽しんで。
[住所]東京都目黒区青葉台3-19-8
[電話]03-6427-7759
[営業時間]11時半~14時半(14時LO)、17時半~22時(21時半LO)
[休日]月・月に1度火
[交通]東急田園都市線池尻大橋駅東口から徒歩8分
撮影/小島昇、取材/井島加恵(榎本)、池田一郎(鮨丸)、森田幸江(土山人)
※2024年11月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
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