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日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。

本コーナーでは「あれ、これどう読むんだっけ?」と思ってしまうような、忘れがちな難読漢字をお届けします。漢字を覚えて食生活を豊かにしよう!! 正解が分かった方は、ぜひこの食べ物との思い出を一緒に呟いてください!!!!

文、画像/おと週Web編集部

【写真ギャラリーで読み方を当てよう】何問わかる? 過去に出題された難読漢字クイズに挑戦!!

難易度:★★☆☆☆

■難読漢字、食べ物編の正解はこちら

正解: ムツゴロウ

ムツゴロウは、スズキ目ハゼ科に属し、潮が引いた干潟で生活するという珍しい生態を持つ水陸両生魚です。皮膚呼吸もできるため、水がない所でも生きることができるのです。

日本では九州北西部にある有明海と、九州本土と天草諸島に囲まれた八代海に生息しています。

体長は15㎝前後で、一般的に、泥の中に1mくらいの深さの巣穴を掘って、そこを棲み処としています。

魚のように泳ぐのではなく、移動するときには、泥上を胸びれを使って這うようにして移動したり、全身を使って跳ねて移動します。その姿はほふく前進をしているよう。

ムツゴロウ漁といえば「むつかけ」。これは潟スキーに乗って干潟を移動しつつ、狙いを定めてムツゴロウに鉤針を引っ掛けて捕獲する伝統漁法です。

旬は晩春から初夏。蒲焼や甘露煮にして食すのが一般的です。鮮度のよいものは刺身で食べることもできます。

脂っぽいという意味の「むつっこい」という方言の「むつ」と、ハゼ科の「ゴリ」が転訛した言葉である「ごろう」が合わさったことが名前の由来といわれています。つまり、ムツゴロウとは、「脂っぽいハゼ」という意味なのです。

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おとなの週末Web編集部
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