南側を太平洋に面した四国最大の県・高知。その扇型をした広大な地への旅は、テーマがあるとアクションを起こしやすく、楽しみ方も増大!今回は観光&アクティビティ、そしてグルメとそれぞれ3日かけて巡る旅をご案内します。2日目の今回は、伝統工芸と深呼吸したくなる“青”を体験してきました!
仁淀ブルーが浸みる!道の駅へ
高知市を抜けて少し西へ車を走らす。高知に来たならぜひ会いに行きたいのが美しい川。四万十川が有名だけど、今回目指したのは仁淀川だ。実は国土交通省が発表する「水質が最も良好な河川」に幾度も選ばれていて、透明度の高さや真っ青な水流が“仁淀ブルー”と称される清流なのだ。高知市から車で約1時間と移動しやすいのもうれしいところ。
そこで今回、拠点としたのが仁淀川のほとりにある道の駅、『土佐和紙工芸村 くらうど』だ。普通の道の駅とはちょっと違う。観光の拠点となる宿泊棟あり、スパやレストランあり、そしていろんなアクティビティの拠点ともなっている。
土佐和紙工芸村というのは、施設のあるいの町が土佐和紙の町だからで、伝統の紙すき体験をすることもできる。早速、土佐和紙のランタン作り体験にチャレンジ。手本を見せてもらい、木枠を原料に入れて漉(す)くのだが、ランタン用に少し薄く、均等にならすのが難しい。
漉いた紙を台に置いたら、そこに木の葉や花びら、細かな色紙などで自由にデザイン。これが楽しい。ふふ、テーマはラブリーにしよう……。乾燥し、型紙で切り抜いて成形すれば完成。和紙を透ける光に心和む、オリジナルが完成だ。おおっ!
伝統工芸に触れアーティスト気分を味わったら、いよいよ仁淀ブルーを体感しに行こう。今回は自転車を借りてサイクリング。GIANTのクロスバイクにヘルメット。かなり快適に走れるバイクだ。ちなみに暖かい季節ならカヌーやサップ体験もやっている、次回はそれにもぜひ挑戦したい。
教えてもらった仁淀川沿いのコースはフルで走れば10.4km、なかなかのロングライドだ。自転車を走らすと眼下に広がるのはゆったりと流れるまさに仁淀ブルー。対岸の深い森の緑も心地よく、自然が深い。「高知に来たなあ」と実感して心がリセットされていく……。
ゆったり宿泊を楽しんで、翌朝は川辺での朝食をチョイスした。バスケットにはローストポークとチーズのサンド。コーヒーとフレッシュジュース。川霧がかかったしっとりした朝の景色が最高で、今日もいい日になりそうな予感。高知の自然、やっぱりでっかくていいぞ。