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日本には守るべき美しいものがたくさんある

文化財保護法では、文化財の「保存(管理や修理をして文化財を守ること)」と、「活用(公開したり、利用したりして社会に生かすこと)」を保護活動の両輪としています。しかし実際には、文化財自体の劣化が進んでいたり、修理費用が高額だったり、修理する技術者の高齢化や不足など、その活動は決して容易いことではありません。

2009年〜2015年にかけて、世界文化遺産であり国宝でもある「姫路城大天守」の保存修理工事が行われました。工事が完了し一般公開が再開され、真っ白に美しく修復された姿を見れば、やはりそれに感動を覚えるし、日本人としてうれしく誇らしく感じます。そんなふうに日本全国にある文化財を守るため、最近ではクラウドファンディングなどのシステムも効果を発揮しつつあるそうです。

6年間の修復工事が終わり再び優雅な姿を見せる姫路城(photoAC)

1月26日の文化財防火デーには、今年も日本各地の有名な寺院などで防火訓練や消防イベントなどが行われます。古い時代からの建造物だけでなく、地域ごとにある伝統工芸やお祭り、日本には守るべき美しいものがたくさんあります。海外からの観光客が大勢訪れている今、世界に誇れるものを、まずは私たち日本人がしっかりと見聞し理解しておかないといけないなと思います。

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おとなの週末Web編集部
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