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ビミョーが断トツだった「無添加からだ想いラップ」

例えば、食品包装用のフィルム「無添加からだ想いラップ」は、マジボイス開始から半年の時点で、「ビミョー」が断トツで付いていた商品だ。顧客が満足していなかった理由は、切れにくかったこと。

2024年10月には、その点を改善したリニューアル商品を発売し、「いいよ!」率が大きく改善した。

「無添加からだ想いラップ 22cm×50m」
いいよ率は、旧商品:26% → 新商品:55%

「無添加からだ想いラップ 30cm×100m」
いいよ率は、旧商品:32% → 新商品:59%
※どちらも2025年2月4日時点

筆者の自宅にある新旧の「無添加からだ想いラップ」。無添加だからかくっつきにくいなどはあるが、食品に使うものだから安心感がある

辛辣なコメントに「ありがたい」

「マジボイス」への書き込みを見ると、みんな本当に遠慮一切なしで感想を書いている印象。中には、もしも自分が商品開発者だったら正直なところ目を覆いたくなってしまうのでは、というような辛辣なコメントも並ぶ。それでも開発担当者たちは「お客様の声を直接聞けるのはありがたい」と口を揃える。

コメントへは「ご意見ありがとうございます!」というスタンプが押されるので、書き込んだ人も自分の声に目を通しているのだと理解できる。寄せられた声はしっかりと受け止めて、より良い商品ができるよう改善へつなげている。

時には書き込みに対して「マジボイス公式」の中の人からレスポンスがあることも。SNS全盛の時代とはいえ、これほどまでに顧客の声に耳を傾けるドンキは純粋にすごいと思うし、自分の声を直接届けられるからその商品への愛着も深くなるのだろう。

先日はドンキの人気商品「最後まで美味しい紅生姜せん」について、「majica」で味変更の希望を聞くアンケートが行われていたので、近いうちにパワーアップするかも。もちろん私もアンケートに回答した。

売れている商品もテコ入れしていく、ドンキの貪欲な姿勢はすごいなぁと感心するばかりだ。

カスタマーボイスが3件以上あったら改善に向けて着手するとか!
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マジボイス実現委員会で検討会議...
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市村 幸妙
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