魅惑のサウナ付き日帰り温泉3選【東京近郊編】 サウナ好きライター厳選、2025年に行くべき!

神秘的な光に包まれた、「メディテーションサウナ」 画像提供:竜泉寺の湯草加谷塚店

関東エリアには続々と目新しい新しいサウナが誕生している。スーパー銭湯や高濃度炭酸泉の先駆けとなった温泉施設が新設した瞑想ができるサウナから、隠れ家のような蔵の中で関東初の「アースバックサウナ」が体験できるスポットまで。2025年に足を運ぶべき、サウナ併設の日帰り温泉施設を、サウナ好きの目線でご紹介していきたい。

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関東エリアには続々と目新しい新しいサウナが誕生している。スーパー銭湯や高濃度炭酸泉の先駆けとなった温泉施設が新設した瞑想ができるサウナから、隠れ家のような蔵の中で関東初の「アースバックサウナ」が体験できるスポットまで。2025年に足を運ぶべき、サウナ併設の日帰り温泉施設を、サウナ好きの目線でご紹介していきたい。

築150年以上の古民家で関東初の「アースバッグサウナ」を体感!

『JIKON SAUNA -TOKYO-』@東京・青梅

普段とはひと味違う、プライベートな空間で個性派サウナを楽しみたい人は、東京・青梅に誕生した一棟貸し古民家宿「JIKON SAUNA -TOKYO-」へ。築150年以上の平屋をリノベーションし2025年1月21日(火)に開業したこちらでは、土を積み上げて作る関東初の「アースバッグサウナ」を堪能できる。宿泊だけでなく気軽に日帰り利用もできるのがうれしい。

囲炉裏を囲むような形で楽しめる「アースバッグサウナ」 画像提供: JIKON SAUNA -TOKYO-

庭にある蔵の扉を開けると、ストーブを囲うような形で座面が設けられ、囲炉裏を囲うイメージでくつろげる「アースバッグサウナ」が登場。土は木よりも蓄熱性が高いため、サウナストーブだけではなく、座面や壁面からも強い輻射熱を感じることができる点が魅力だ。座面の上に寝転ぶ「寝サウナ」は特におすすめ。さらに、土は吸水性もあるため室内に水をまくことで湿度をあげることができ、温度をそこまで上げなくても芯から温まることができる。

庭に点在していた石を集めて作った岩風呂に、井戸水を掛け流した水風呂も、唯一無二。地下から汲み上げた井戸水は東京の水とは思えないほど、まろやかだ。休憩スペースは多彩なバリエーションが楽しめるが、特にいちおしは京都の川床をイメージし、ござを敷いたデッキの休憩スペースだ。“脳が眠る枕”として画期的な枕などを販売している「ブレインスリープ」(東京)のベッドの上で、まるで雲の上に浮いているような浮遊感を感じながらリラックスできる。

井戸水掛け流しの水風呂 画像提供: JIKON SAUNA -TOKYO-

[住所]東京都青梅市駒木町2-387
[アクセス]JR青梅線「青梅駅」からタクシー約5分、徒歩約20分

メディテーションサウナで心と体、思考を解放

1989年に日本で初めてスーパー銭湯という業態を確立し、2000年にいち早く高濃度炭酸泉を取り入れた温浴施設として知られ、現在では全国に8店舗を展開する『竜泉寺の湯』。そんな歴史ある施設の中でも特に足を運んでほしいのが、2024年7月にリニューアルオ―プンした『竜泉寺の湯 草加谷塚店』だ。

神秘的な光に包まれた、「メディテーションサウナ」 画像提供:竜泉寺の湯草加谷塚店

入るべきは、新設された男性の露天スペースに設置された「メディテーションサウナ」。自分の世界に没入していく「瞑想(メディテーション)」を体験できるサウナには、セルフロウリュ(サウナストーンに自ら水をかけて蒸気を発生させる入浴法)可能なストーブが設置されており、アロマ水を注ぎ口に注ぐと、管からストーンへとかかる仕組みになっている。ストーブは本場・フィンランドで誕生したMETOS社の「iki」を使用。爽快な熱気と熱波に包まれ、疲れた心と体、思考を解放できる。女湯の露天エリアは「ハーブ香る潤い森のソルトサウナ」として生まれ変わった。美肌効果が期待できる塩サウナを満喫しつつ、日替わりでハーブの香りが楽しめるように。泥パックも常設され、ミネラルたっぷりの泥を肌に塗り、美肌ケアすることができる。

さらに男湯・女湯ともに内湯にあるメインサウナが全面改装され、「バズーカロウリュサウナ」に進化した点にも注目。30分ごとにロウリュとストーブの上部から熱風が噴出し、体感温度をさらに上昇させる。埼玉初となるシングル水風呂(10℃未満)も登場。温冷交代浴で芯からディープにととのおう。

メインサウナが「バズーカロウリュサウナ」に進化 画像提供:竜泉寺の湯草加谷塚店

[住所]埼玉県草加市谷塚上町476
[アクセス]東武スカイツリーライン「草加駅」「竹ノ塚駅」から無料送迎バス

オートロウリュウサウナと竹林に包まれた露天が楽しめる温泉処

『喜楽里別邸横浜 青葉店』@神奈川・横浜

2024年3月に横浜市青葉区に誕生した日帰り温浴施設、『喜楽里別邸 横浜青葉店』も、ぜひ足を運んでみていただきたい一軒だ。都会の喧騒から離れ、静かな空間でゆったりとしたひとときが過ごせる。送風時間が長めの3連送風式のオートロウリュウ機能が完備されたサウナでは、室内に広がる蒸気と熱波で爽快なリフレッシュ感を感じつつ、デトックスできる。

デトックス効果抜群のサウナ 画像提供:喜楽里別邸横浜 青葉店

サウナや水風呂、休憩を楽しんだ後は、竹林に包まれた至福の露天風呂へ。地下2000mを掘削し、汲み上げた温泉の泉質は「ナトリウム‐炭酸水素塩・塩化物温泉」。弱アルカリ性で肌に優しい温泉となっている。入浴後肌をツルツルにするクレンジング効果が期待されることから「美人の湯」と呼ばれる湯だ。風呂の他にもサウナや雲の中にいるような不思議な感覚が楽しめる「ナノミストアトラクション幻夢」や6種類の鉱石を使った岩盤浴が体感できるプルガマ(韓国生まれのサウナ)&岩盤浴「温熱房」などが揃う施設で、1日ゆったり過ごそう。

緑に囲まれた癒しの露天風呂 画像提供:喜楽里別邸横浜 青葉店

[住所]横浜市青葉区奈良4-5-1
[アクセス]東急こどもの国線「こどもの国駅」から徒歩7分
※小田急小田原線鶴川駅北口より無料送迎バス

文/中村友美

フード&トラベルライター。東京都生まれ。美術大学を卒業後、出版社で編集者・ディレクターを経験後、現在に至る。15歳からカフェ・喫茶店巡りを開始し、食の魅力に取り憑かれて以来、飲食にまつわる人々のストーリーに関心あり。古きよき喫茶店や居酒屋からミシュラン星付きレストランまで幅広く足を運ぶ。休日は毎週末サウナと温泉で1週間の疲れを癒すのが日課。

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