皇居は大手町、日比谷、東京など多くの駅からアクセスが簡単で、散策後も買い物や食事へも出かけやすい。逆に銀座方面に出かける際、ふらりと足を伸ばしてみるのも楽しい。そんな休日の散歩にぴったりな皇居の中でも、北に位置する「北の丸公園」エリアのおすすめスポットをご紹介する。
画像ギャラリー皇居は大手町、日比谷、東京など多くの駅からアクセスが簡単で、散策後も買い物や食事へも出かけやすい。逆に銀座方面に出かける際、ふらりと足を伸ばしてみるのも楽しい。そんな休日の散歩にぴったりな皇居の中でも、北に位置する「北の丸公園」エリアのおすすめスポットをご紹介する。
北の丸公園エリア周辺の最新技術・歴史どちらも学べる施設3選
文字通り江戸城の北の丸跡にあり、千鳥ヶ淵、清水濠、牛ヶ淵に囲まれ皇居の北に位置する。武道館など一般利用者にも馴染み深い建物・施設も多く集まるエリアだ。明治維新後は近衛師団の敷地となり、今でも散策に最適な広さを保つ。各施設の閉館は16時半から17時。午前から計画的に回りたい。
【科学技術館】
参加体験型展示で楽しく最新科学が学べる。
昭和39年(1964)に開館し、外観は星をイメージしたデザイン。建物を上から見ると「天」という字に見えるのだとか。
【東京国立近代美術館】
昭和27(1952)年に開館した日本初の国立美術館で、約1万3千点の日本画・洋画等を所蔵する。
昭和44(1969)年に現在地に移転。
【国立公文書館】
江戸幕府が所有していた古書・古文書や、国の公文書を保存している施設。
書籍収集を熱心に行った徳川家康にその起源はあるという。入館は無料。
北の丸公園エリアの歴史スポット3選
【田安門】
江戸時代から残る遺構で、外桜田門、清水門ともに国の重要文化財。
高麗門と櫓門で巨大な枡形(ますがた)を形成し、敵の侵入を防いでいる。
【清水門】
大火を経て、万治元年(1658)に再建されたとみられる古い門。
枡形門の作りや雁木(がんぎ)坂と呼ばれる石畳も残り、往年の城門を体感できる。
【旧近衛師団 司令部庁舎】
昭和47(1972)年、重要文化財に指定された「旧近衛師団司令部庁舎」。
ゴシック風赤煉瓦の建物は、周囲の木々と調和し独特のたたずまいをみせる。現在、前庭より外観のみ観覧できる外観公開を行っている。
名城・江戸城の石垣で時代の息遣いを感じる!
“城郭推し”のライター・赤谷がオススメしたいのは、何と言っても東御苑エリア。
建造物はほぼ残っていない江戸城だが、石垣だけは江戸時代からずっと変わらずにそびえ立つ。
石垣の見所は多いが、東御苑で楽しめるのは、石工が諸藩の目印として家紋などを彫り込んだ「刻印石」を見つけること。
そして江戸の度重なる大火で焼けた石垣も様々な箇所に見つけることができるはず。
明治・大正・昭和そして平成と、いくつもの時代が駆け抜けようとも、約400年前に穴太衆が築いた石垣は、崩れもせずに皇居の濠を守り抜いている。
東京の魅力発信プロジェクトとは
雑誌『おとなの週末』ムック「ぶらっと東京日和」は令和6年度「東京の魅力発信プロジェクト」※に採択されています。
東京都は、国内外へ東京の都市としての魅力を発信し、「東京ブランド」の確立に向けた取り組みを推進しています。その一環である「東京の魅力発信プロジェクト」※に、雑誌『おとなの週末』ムック「ぶらっと東京日和」が採択されました。
「Tokyo Tokyo」とは
「Tokyo Tokyo」は、東京の魅力を国内外にPRするアイコンです。旅行地としての東京を強く印象づける「東京ブランド」の確立に向けた東京都の取組の中で誕生しました。
筆文字のTokyoとゴシック体のTokyoは、江戸から続く伝統と最先端の文化が共存する東京の特色を表現しています。
※2019年5月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
つづく……『東京日和』では、世界の観光スポット「皇居外苑」の魅力も紹介しています。