ラーメンフリークのみなさまならば、とっくにご存じでしょう。今一番注目せざるをえないラーメン業界の新勢力。それが「ちゃん系ラーメン」。その人気の秘密はなにか?実際食べればおのずとわかってくる!
最初は弱い印象だが、あとで無性に喰いたくなってきた!
この記事のタイトルに「次はコレがくる!」とあるが、いきなり撤回しちゃう。「次は」どころか、もうすでにきてるわ、ちゃん系ラーメン!
初めて食べたのは家の近所の『なぎちゃんラーメン元住吉店』の「中華そば」。正直いって大変申し訳ないんだけど、特にグッとこなかった。最近は淡麗系といわれているクリアなスープが、長年ラーメンといえばコッテリ&ドロッ系ばっか食ってた舌には、インパクトが弱かったのか。
『なぎちゃんラーメン元住吉店』中華そば(並790円・中840円・大890円)
ただ気づいたらスープを飲み干してるし、さらに驚いたのは家に帰ってからである。あの味が、そして香りが妙に脳内の味覚中枢で蘇ってきて、また食べたくてしょうがなくなってきたのである。
我慢できずに2日後に、ちゃん系の原点といわれている『神田ちえちゃんラーメン』でまたも「中華そば」。ひと口食べて思った。「そうそう、これこれ!」わずか2回目で慣れ親しんだ味のように「これこれ」もないもんだが、そう思わせる味なのだ。
『神田ちえちゃんラーメン』中華そば(並900円・大1000円)
エッジの効いた醤油のほどよい塩分と、スープ同様に透き通った動物系脂の香り。決して昔食べた味ではないんだが、なにかDNAレベルで懐かしいというか、もはや中毒性があるといってもいい。食べつつ思ったもん。こりゃ今日中にまた食べたくなるかもって。
食べ終わって3時間後……本当にもう一軒行ってました。『渋谷かっちゃんラーメン』。2軒目なんてことをものともせず、「中華そば」のスープを飲み干しとりました。
『渋谷かっちゃんラーメン』中華そば950円