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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・亀戸の甘味処『船橋屋亀戸天神前本店』です。

【創業文化2(1805)年】くず餅一筋200年超、長い発酵期間を経て生まれる心地よい歯ごたえ

亀戸天神のすぐ側に店を構える船橋屋。文化2(1805)年の創業以来の名物がくず餅だ。450日間の発酵期間を経て毎朝蒸して仕上げるくず餅は絶妙な歯応え。

くず餅790円

『船橋屋亀戸天神前本店』くず餅 790円 秘伝の味の黒蜜と、きなこをたっぷりかけたくず餅が看板商品

黒蜜は沖縄産の黒糖がベースで灰汁のとり具合が秀逸、ほんのり渋さを残しており後味のキレが良い。くず餅と黒蜜にからみやすいように粗めに挽かれたきなこもかぐわしい。

絶品の組み合わせだが、店内でいただくなら「あんくず餅」をおすすめしたい。ペースト状にした小豆の皮を練り込んだ舌触りの良い餡が、ほのかに酸味の残るくず餅と、驚くほどの好相性。こんな食べ方があったのか!と開眼するほどのおいしさだ。

店内の喫茶で「あんくず餅」をいただき、土産に買ったくず餅で黒蜜ときなことの相性を味わう。これぞ完璧な、くず餅の楽しみ方である。

『船橋屋亀戸天神前本店』広報 渡邊菜摘さん

広報:渡邊菜摘さん「和菓子唯一の発酵食品、くず餅をぜひご賞味ください」

『船橋屋亀戸天神前本店』店内には、明治時代の写真や、作家・吉川英治が書き下ろした看板が飾られている。窓の外の藤棚は4月中旬から見頃だ

亀戸『船橋屋亀戸天神前本店』

[店名]『船橋屋亀戸天神前本店』
[住所]東京都江東区亀戸3-2-14
[電話]03-3681-2784
[営業時間]イートイン11時~17時(LO)、テイクアウト9時~18時
[休日]無休
[交通]JR総武線亀戸駅北口から徒歩12分

※画像ギャラリーでは、「あんくず餅」や風情漂う中庭の画像がご覧いただけます。

■おとなの週末2025年7月号は「夏の麺/熱烈!アジア食堂/ワイナリーへ行こう」

『おとなの週末』2025年7月号

撮影/貝塚隆、取材/松岡芙佐江
※2025年4月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

つづく「都内の甘味処7選 お汁粉&ぜんざいがおいしいお店 「おとなの週末編集部」おススメ!!」では、甘味屋さんの温かくて甘いあんこを紹介します。

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