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注ぎ足して作る呼び戻すタイプのスープ

「元祖 名島亭」の命はスープ作りです。試行錯誤の末にたどり着いたのが、スープ釜を空にせず、減った分のスープを注ぎ足す、秘伝の呼び戻すタイプのスープです。そのスープを作る釜も“本物”を求め、本場・久留米から鋳鉄製の羽釜「築炉釜(ちくろがま=五右衛門釜)」を取り寄せ使用しています。“築炉釜出しスープ”といわれる所以です。

毎日食べても飽きないラーメン。それが「元祖 名島亭」のとんこつラーメン。具材はチャーシュー、ネギ、キクラゲとシンプル

火力が強く、よいスープがとれる反面、わずか10分でも目を離すと風味が失われてしまうほど取り扱いが難しいとのこと。まるで生き物のように刻一刻と状態の変わるスープを相手に、丁寧にアクを取り、とんこつの旨みをギュッと閉じこめます。2日以上かけて丹念に炊き上げ、豚頭、ゲンコツを含め、豚骨の旨みを余すところなく抽出したスープは、熟成されたコクと旨みがありながら、実にまろやか。あっさりとした食感で食べられます。

スープは減った分を注ぎ足すやり方。とんこつの発祥地・久留米から取り寄せた羽釜で炊き上げる

麺は博多・長浜地区特有のコシの強い極細ストレート麺。専門的には「番手28」の自家製麺を使用し、歯切れがよく、しこしことした食感が楽しめるとのこと。だから、お客さまは替玉必至です。具材はチャーシュー、ネギ、キクラゲとシンプルですが、スープとの相性は抜群です。

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30周年企画では引退した創業者の姿も
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