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いい塩梅の上方料理と素直な酒に心和む『さかなのさけ』@根津

新店といえば新店だけれど、歴史は長く大阪は南船場で開業して17年、縁あって六本木に移転した後さらに17年。前々から夫婦で惹かれていたこの谷根千の風景の中に暖簾を出したのが昨年2月のこと。料理を作るのは、“えっちゃん”こと悦子さん。子供の頃からの料理好きに加え、食の宝庫・大阪に嫁いだこともそれに拍車をかけた。

自家製ひろうす800円、太刀魚南蛮漬900円

『さかなのさけ』【手前】自家製ひろうす800円 豆腐やつなぎのつくね芋、それぞれの具材の風味や食感が響き合う・【奥】太刀魚南蛮漬900円 酸味はおだやかで、軽やかな甘みが酒に合う。魚の種類はその時々による

手書きのメニューに並ぶのは、昆布のダシを主体にした上方の味。「自家製ひろうす」は、中からエビや銀杏、れんこんなどのお宝がゴロゴロと現れてご馳走感たっぷりだし、南蛮漬けの柔らかな甘酢も舌に沁みる。割烹ほど堅苦しくなく、家庭料理よりも芯が通ったちょうどいい塩梅に心が和むのだ。合わせる日本酒のセレクトは秀嗣さんの担当。食中酒として優秀な素直な味わいの銘柄を中心に置いていて、えっちゃんの料理にそっと寄り添わせている。

『さかなのさけ』マスター:田中秀嗣さん(左)料理長:悦子さん(右)

マスター田中秀嗣さん(左)料理長悦子さん(右):「ボリュームも調整しますのでおひとりでも気軽にどうぞ」

『さかなのさけ』

[店名]『さかなのさけ』
[住所]東京都台東区谷中1-4-15
[電話]03-5842-1138
[営業時間]17時半~21時半LO
[休日]日・月・祝(火は不定休)
[交通]地下鉄千代田線根津駅1番出口から徒歩4分

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気軽な雰囲気で確かな腕の中華を楽しむ『中国菜~道dao(ダオ)~』@谷中
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