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一般的にAT限定免許よりMT免許のほうが教習料金は高額だ

「若者のクルマ離れ」と言われるが、運転免許を取得する若い世代はそれほど減っていない

運転免許を取得するための教習所の料金は、AT限定とそうでない場合とで少し異なる。ある自動車教習所の場合。例えばMTも運転できる普通運転免許の基本料金が約45万円とすれば、AT限定の普通運転免許は42万円という具合だ。

教習料金は、複雑なギアチェンジとクラッチ操作を行うMTのほうが高い設定だ。また「ATの限定解除」、つまりAT限定で運転免許を取得した人がMTも運転できるようにするための講習料金は、9~13万円ほどの設定が多い。

いずれの場合も、「MTに関わる」教習料金はAT限定より高い。冒頭に書いたが、2024年のデータではAT限定の免許取得者数は68%。

「そもそもMT車が少ないし、運転する機会もほぼないだろう。おまけに教習料金も高い。だったら、AT限定免許でいいかな……」と、今後は68%がさらに伸びていきそうだ。

教習料金はAT限定より高い、MT免許の教習料金。この先も、取得する人は減る傾向になりそう……

文/渡辺陽一郎(わたなべ よういちろう):自動車月刊誌の編集長を約10年間務めた後、フリーランスに転向。「読者の皆様にケガをさせない、損をさせないこと」を重視して、ユーザーの立場から、問題提起のある執筆を心がける。執筆対象は自動車関連の多岐にわたる。

写真/ベストカー編集部、Adobe Stock

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渡辺陽一郎
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