ラーメン文化を世界に広める
「IKEMEN HOLLYWOOD」は2011年8月、ロサンゼルス市ハリウッド地区のラ・ブレア通りにオープン。エンターテインメント界で活躍した人たちの名前が刻まれた星型プレートが埋め込まれている「ウォーク・オブ・フェイム」から歩いて3分ほどの場所に位置します。
オーナーのMAX KAWABATA(マックス カワバタ)さんは1990年代、アメリカで食べた日本食のクオリティにショックを受け、「本物の日本料理を世界に広める」という思いを胸に渡米。
そして、もうひとりのパートナー、NAKAMURAさんは、“若きカリスマラーメン店主”といわれた「中村屋」店主の中村栄利さんで、日本での華やかな功績を捨て、2009年、「日本のラーメン文化を世界に広める」という大志を胸に渡米しました。
そんな志を持った2人が2011年、ハリウッドで運命的な出会いを果たし、「IKEMEN HOLLYWOOD」が誕生したのです。
アメリカのテイストに鰹節の旨みを融合
「IKEMEN HOLLYWOOD」のコンセプトは、「HOLLYWOOD発」。エンターテインメントの町だからこそ、メニューからネーミング、内装、制服まで、すべてにおいて「尖ったエンターテインメント」を追求。
ラーメンのスタイルは、自由の国アメリカを象徴する無国籍なテイストに、日本の食文化を融合させた“アメリカンジャパニーズフュージョン”。そしてこのお店が現地のアメリカ人に支持された理由の一つが“UMAMI=旨み”成分を持つ「鰹節」です。
アメリカで大企業でも成し得なかった本枯れ鰹節の正規輸入に成功し、特注の鰹節削り器を使い、お客さまの目の前で削りたての鰹節を、つけ麺や、ラーメンに投入するパフォーマンスを実現。これまで煮干しや焼き干しなどはアメリカ人から「魚臭い」と敬遠されがちでしたが、削りたての鰹節は「これぞまさにUMAMI」とアメリカ人の間でもブームとなりつつありました。