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229段の石段を上って参拝すれば、願いが叶うといわれる栃木県足利市の「足利織姫神社」。競技かるたを描いた映画『ちはやふる』で、主人公の千早を演じた広瀬すずさんが、運動着姿で上り下りしていたのが、この石段です。その10年後の世界を描いた連続テレビドラマ『ちはやふる―めぐり―』が、2025年7月9日からスタートということで話題になっていますね。石段の先に待っているのは、美しい朱色の社殿。夜はライトアップされ、陸の竜宮城とも称される社殿が闇の中に幻想的に浮かび上がります。七夕のいい伝えがある神社で短冊に願いごとを書いて、神さまに届けませんか?

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足利織姫神社にまつわる七夕のいい伝え

足利のある美しい娘が、都からやってきた若い織師と出会い、都で流行っていた機織りを教わりました。織った布を渡良瀬川の澄んだ水にさらすと、川一面に花が咲いたような美しさでした。何年か過ぎたある日、都に帰らなければならなくなった織師。娘は悲しみのあまり機を織ることをやめ、毎日織師に会えることだけを祈りました。

織物

そんなある日、ひとりの老人に、「一生懸命に機を織り、その布を神さまに捧げれば、必ず願いは叶う」といわれ、その言葉を信じて、一心に機を織り続けたところ、神さまは娘の願いを叶えてくれ、毎年七夕の夜に織師と再会できるようになったのです。

七夕の夜、渡良瀬川が天の川となり、織師は星の船に乗って娘に会いに来ました。そのとき、織師がまとっていた布は、娘が神さまに捧げた布でした。

織物の町と呼ばれる足利にふさわしい、素敵ないい伝えです。

七夕限定の御朱印とお守り

足利織姫神社では8月7日まで、社務所で七夕限定の御朱印や、お守りを授与しています。「七夕守り(たなばたまもり)」の台紙は短冊になっていますので、裏面に願いごとを書いて境内の笹に結び、お守りは持ち帰ります。

七夕の短冊

「神頼みをしたから大丈夫」と安心せず、愛する人に会えることを願い、機を織り続けた織姫のように、願いを叶えるために努力をすることが大切です。神さまはきっと、頑張る姿を見て、ご神徳を授けてくださいますよ。

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ご縁を結ぶ七色の鳥居
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おとなの週末Web編集部
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