「ディーラーオプション」を引き金に「値引き交渉」を展開できる!
メーカーオプションの価格が割安で、ディーラーオプションが割高になる理由は、後者の価格に販売会社の利益が多く含まれるからだ。メーカーオプションに占める販売会社の利益は、その割合が車両本体価格の比率に近く、ディーラーオプションよりも少ない利益になっている。
ゆえに買う側(ユーザー)からすれば、メーカーオプションのほうが買い得になるという仕組みだ。
ディーラーオプションは販売会社の利益配分が多いため、ユーザーは、それを「差し引き材料」にして、値引き金額を増やす作戦に出るのもアリだ。
販売店側も、これをユーザーとの駆け引きに活用する場合もある。
例えば、「このカーナビは25万円ですが、10万円値引きして15万円で装着しましょう」という具合に切り出す。3月などの決算期の増販フェアでは「オプション装備/10万円サービスキャンペーン」などを実施するが、この時もディーラーオプションを中心にすることが多いのは、そういう背景がある。